目次
自らに帝王学を課した信玄の使命感
武田王国の王位継承劇
無敵騎馬軍団の神話と実際
財政基盤確立を目ざす地域開発
結束と能力開発の人使い信玄流
大業を水面下でささえた情報組織
山国から興ったことの得失
上洛への抱負と戦略
巨星墜つ
後継者の苦悩
江戸の青写真は甲府にあった
中世最後の光芒
著者等紹介
山本七平[ヤマモトシチヘイ]
1921(大正10)年、東京に生まれる。42(昭和17)年、青山学院高等商業学部を卒業。44(昭和19)年太平洋戦争でマニラに上陸。45(昭和20)年フィリピンのカランパン捕虜収容所に将校として収容される。翌年12月31日最後の帰還船で九州、佐世保に到着。戦争中の栄養失調と多くの疾病によって生涯にわたり健康をそこなうことになる。58(昭和33)年、山本書店を創立。山本書店主として主に聖書関係の出版物の刊行を続けるかたわら、評論家としても活動。その日本人論は今も日本人の心をとらえている。91(平成3)年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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