目次
謡曲を読むということ
阿漕―禁を犯すことへの危うい欲望
安宅―緊迫の大波や小波をうねらせる作劇術
敦盛―怨恨が駆けめぐる一瞬のクライマックス
井筒―精妙に普遍化された恋の心情
善知鳥―小世界と小世界との哀しい衝突
大原御幸―この世から彼岸へのグラデーション
花月―言葉遊びに興じるトリックスター
通小町―情欲という人間の本源の一つに迫る
砧―「風狂じたる心地」のひめやかさ〔ほか〕
著者等紹介
山村修[ヤマムラオサム]
1950年東京生まれ。慶應義塾大学文学部フランス文学科卒。随筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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