角川SSC新書
飢餓国家ニッポン―食料自給率40%で生き残れるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784827550498
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0295

内容説明

食糧高騰が日本でも現実となり、生活を圧迫している。新興国での爆発的な需要増、異常気象による干ばつなどで需給が逼迫し、トウモロコシ、大豆、コメなどはすでに世界中で“奪い合い”が始まっている。こうした状況にも関わらず、食料自給率が40%にまで落ち込んでいる日本。「日本の食糧事情はすでに、危機的状況にある」。総合商社の最前線で、世界の今を見続けている資源問題の第一人者が、危機感の薄い日本人と日本政府へ警鐘を鳴らす。

目次

第1章 食糧の奪い合いが始まった
第2章 高騰する食糧価格のパラダイムシフト
第3章 食糧増産をはばむ壁
第4章 未来の子供を飢えさせる日本農政の失敗
第5章 食糧生産を放棄している日本の不思議
第6章 日本を飢餓列島にしないために

著者等紹介

柴田明夫[シバタアキオ]
1951年、栃木県生まれ。1976年、東京大学農学部卒業後、丸紅入社。鉄鋼第一本部、調査部を経て、2000年に業務部(丸紅経済研究所)産業調査チーム長、2002年に同研究所主席研究員に就く。副所長を経て、2006年に所長就任。内外産業調査・分析、産業政策・国際商品市況分析の専門家として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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シン

2
面白かった。物事は色んな角度から見ねばならんなと。この視点はもっと考えないと。2008/10/07

Humbaba

1
食品は常に同じ値段で売られているという保証はどこにもない。そして、消費者が増えればそれだけ食料の希少性が高まり、その結果として値段が高くなるのは避けられない。急に増産しようと思っても、一度放棄して技術の継承が行われなくなればそれも容易ではない。2015/10/21

Humbaba

0
減反政策によって,日本で生産される米の量は伸びていない.また,農家が高齢化することにより,今後の米の生産量が維持,増加していくということも保証されていない.世界的には穀物の高騰が起こっている以上,現在の自給率のままでは,食べ物が手に入らないことになりかねない.2012/03/29

おっさん

0
「『食糧危機』をあおってはいけない」と同時並行で読むべし。論点把握に良い新書でしょう。2009/07/02

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