出版社内容情報
少子高齢化、お金のかかる高コスト体質など、様々な理由から、いま医療は?脱病院時代?へ突入。
本書は、脱病院・健康増進時代を迎えて、地域で進めるケアの仕組みはどうなっているのか、またこれからどういう方向に進んでいくのかを医療マネジメントの第一人者である著者がやさしく解説。
医療の歴史から説き起こし、未来の日本の健康増進社会を概観する「地域ケアの教科書」的な内容になっている。
武藤 正樹[ムトウ マサキ]
著・文・その他
内容説明
健康って何?介護・福祉って何?医療って何?「脱病院化」の時代、「地域ケアモデル」の時代に医療現場で働くすべての人に求められるのは、「生活の中における医療」への発想の転換だ!!
目次
健康とは何か、健康を決める要因とは何か?
健康増進と新公衆衛生運動とは
宗教と戦争に彩られた医療・病院の歴史
幸せと豊かさを求める社会福祉の歴史
社会のセーフティネットとしての社会保障制度
公助の仕組みとしての介護保険制度
地域包括ケアシステムと多職種連携
多すぎる日本の病床と地域医療構想
課題の多い精神病床
障害者福祉とノーマライゼーション
ICF(国際生活機能分類)とは何か
日本の障害者福祉の変遷と現状
疾病と国際疾病分類
診断群分類別支払方式「DPC」とは何か
リハビリテーションの歴史と課題
個人情報保護とは何か
生命倫理とは何か
人生の最終段階の医療・ケアの決定プロセスガイドライン
著者等紹介
武藤正樹[ムトウマサキ]
国際医療福祉大学大学院教授。医療福祉経営専攻、医学研究科公衆衛生学専攻。国際医療福祉大学教授(医療マネジメント学科)。1949年神奈川県川崎市生まれ。1974年新潟大学医学部卒業、1978年新潟大学大学院医科研究科修了後、国立横浜病院にて外科医師として勤務。同病院在籍中1986年~1988年まで当時の厚生省の留学制度でニューヨーク州立大学家庭医療学科留学。1988年厚生省関東信越地方医務局指導課長。1990年国立療養所村松病院副院長。1994年国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長。1995年国立長野病院副院長。2006年より国際医療福祉大学三田病院副院長・国際医療福祉総合研究所長・同大学大学院教授、2013年4月より国際医療福祉大学大学院教授(医療経営管理分野責任者)、2010年より国際医療福祉大学クリニックで外来診療にも携わる。政府委員としては、医療計画見直し等検討会座長(厚労省2010年~2011年)、中央社会保険医療協議会調査専門組織入院医療等の調査評価分科会会長(厚労省2010年~2018年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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