トムキンスさん

  • ポイントキャンペーン

トムキンスさん

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 165p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784826901093
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

内容説明

平凡な銀行員トムキンスさんが迷いこんだのは、時間と空間が伸び縮みする不思議な世界だった…あの名作科学ファンタジーを完全コミック化。

目次

第1話 のろのろ町
第2話 トムキンスを夢の世界に誘いこんだ教授の講演
第3話 休息の一日
第4話 宇宙についての教授の講演
第5話 脈動する宇宙
第6話 宇宙オペラ

著者等紹介

古川タク[フルカワタク]
1941年、三重県生まれ。1970年代からフリーランスでひとこま漫画、短編アニメーション、イラストレーション、絵本などの世界を行ったり来たりしながら、フニャフニャ線画によるマルチアーチストとして現在にいたる。アヌシー国際アニメーション映画祭審査員特別賞、第25回文芸春秋漫画賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞など受賞。NHKみんなのうた、JTスモーキンクリーン他のTV‐CMのアニメーション

ガモフ,ジョージ[ガモフ,ジョージ][Gamow,George]
1904年、ロシア(現ウクライナ)のオデッサに生まれる。レニングラード大学卒業後、ゲッティンゲン、ケンブリッジなどの大学・研究所を遍歴し、34年アメリカに渡ってワシントン大学教授になり、のちコロラド大学に移った。量子力学のトンネル効果を発見し、原子核のα崩壊に適用してガイガー‐ヌッタルの法則を導き、また原子核反応の知識を土台にして天体の構造、恒星の進化を論じたほか、宇宙がビッグバンに始まったとして元素の起源を論じ、宇宙黒体放射の存在を予言した。一般読者向け科学解説への努力により、56年ユネスコ・カリンガ賞受賞。68年、交通事故で死去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

34
『不思議の国のトムキンス』のコミックス版。[1.のろのろ町]光の限界速度が遅い町では、速度のあるものが平たく見える。移動しているものは年をとるのが遅くなる。[2.相対性理論に関する教授の講演]物体が光の速度を超えられないのは、質量が無限に大きくなり加速が難しくなるから。[3.休息の一日]同時性はどの系から観測するかで変わる。正の曲線、負の曲線の違い。[4.空間の湾曲][脈動する宇宙]閉じた宇宙を体験。[6.宇宙オペラ]ビックバン宇宙論VS定常宇宙論▽『ドミトリーとむきんす』を読んだので。SF熱が上がるなぁ2018/10/11

ひめありす@灯れ松明の火

24
『浮遊惑星』『プチ・プロスフェール』を読んでここまで辿りつきました。『不思議の国のトムキンス』だと難しすぎるかなあと思ったので。大学で物理をちょこっと習ったので、その時の事を思い出しつつ絵で見るとすごくよくわかる!!ああ、こういう事を言いたかったのね、という感じです。漫画っぽくない絵も、外国の新聞のカトゥーンを読んでいるみたいで、いっそお洒落に思えます。最後のオペラが面白かった!!特殊相対性理論以降の宇宙の捉え方が纏めて分かりました。この本の出版から10年以上たって、今は宇宙はどういう風に見えているのかな2013/12/15

きさ

3
少し大きいサイズの本だった。読んでみると全部漫画になっていたから私も物理の世界を容易に想像することができた。自分から見ると電車は動いてるように見えるとか、10分走っていたつもりが30分走っていたとか面白かった。2017/01/20

Sleipnirie

3
トムキンスさんが教授とともに自分の住んでる町や、夢の中の不思議な町や宇宙を探検するという内容で宇宙論とか相対性理論をマンガ形式で解説する(2002年に出版)。 原作はとても有名な入門書らしい。 昔の外国漫画っぽい描き方だけど、日本人が描いてるのね。2015/11/21

港まりん

3
高野文子さんのドミトリーともきんすからの流れで本作へ。いきなり不思議の国のトムキンスではさすがにハードルが高すぎるということでまずは漫画版から。後書きにある通り画風はアメリカの新聞マンガ(カートゥーンと呼ぶような)風で、とても親しみやすいのだが、やっぱ現代物理学の概念はすんなりとは頭に入らない。それでもこの作品を通じてジョージ・ガモフの思索の一端に触れたことはうれしい。私も光の速さが時速20kmという「のろい」街に行くことができれば相対時物理学が肌感覚で腹に落ちるのか、それともますます混乱するのか。2015/01/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/260585
  • ご注意事項