内容説明
吉本隆明『最後の親鸞』をはじめ、先行研究の成果を批判的に検証しつつ、壮大な親鸞思想の全貌を新たな解釈をとおして克明に描き出し、その核心を独自な視点から抉り出した社会学的考察。
目次
序章 濁悪薄福の現況と親鸞の思想
第1章 「往還廻向」論
第2章 「境界」論
第3章 「悪・悪人」論
第4章 「業・宿業」論
第5章 「生命・生死」論
終章 『歎異抄』と『教行信証』
著者等紹介
八木晃介[ヤギコウスケ]
1944年京都市に生まれる。1967年大阪市立大学文学部(社会学専攻)卒業。1967‐1991年毎日新聞記者(千葉支局、東京・大阪両本社学芸部)。1992年花園大学文学部教授・同学人権教育研究センター所長。2015年花園大学名誉教授・同学人権教育研究センター名誉研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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