メンタルヘルス・ライブラリー
精神障がい者地域包括ケアのすすめ―ACT‐Kの挑戦 実践編

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784826505802
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C0047

目次

精神障がい者の地域包括ケアにむけて
ACTとACT‐Kチームの概要
「あたりまえに生きたい」を支えるしくみ―ACT生活支援総論にかえて
とにもかくにもチームつくり
待力勝負の生活支援―その人らしい生活を支えるために
待っていたフリーダム―安心してはばたくために
日常生活の山場を乗りこえる―急性期によりそう支援
出会いこそすべて―未治療の方や医療中断されている方との出会いから学ぶこと
家族支援の失われてきた視点―家族がケアしない権利を保障する
管理職もまた楽しからずや―ACTを支える管理職論
再び社会に戻る―信頼関係を築けたからこそ
そうは言ってもお金の話!?―サービスが先、お金はあとからついてくる

著者等紹介

高木俊介[タカギシュンスケ]
1957年生まれ。因島出身。京都大学医学部卒。精神障がい者の在宅ケアを行うACTをたちあげるために、2004年にたかぎクリニックを開設。以後、ACT‐K(京都)チームによる訪問サービスに奔走している

福山敦子[フクヤマアツコ]
1975年生まれ。大阪府出身。兵庫県立大学大学院看護学修士。大学病院で精神科、がん病棟、救急、ICUなどの勤務を経て、大学院修了後、2009年からACT‐K所属。精神看護専門看護師。ACT‐Kでの美容部員としての地位を確立中

岡田愛[オカダアイ]
大阪府出身。京都文教大学臨床心理学研究科博士(前期)課程修了。臨床心理士。現在、たかぎクリニック/竹村診療所(京都)に勤務。2006年よりACT‐K(京都)所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sabato

2
ACT-Kのスタッフによる、現場でのリアルやり取りや、実際のケースをテーマごとに分けて書かれた本。病院のワーカーはもちろんだが、地域側の支援者も読むといろいろ自分の関わり方振り返れると思う。ある事例にあった3年。信頼関係を結ぶのにこの時間を使う。そう、あえて、かけるのだ。当然のことだが相手の生活の中に入っていくのにはわきまえというのがある。そのギリギリラインをソーシャルワーカーは介入していくのだ。「人とのつながりは挑戦をするための勇気の充電」「人は人との交わりの中で変化していく」(p181)2013/12/14

tu-ta

1
10月3日、高木俊介さんの講演会に行くことになり、図書館で10月2日の夕方借りて、3日朝読み始めた。読み終えたのは16日。ACT-Kは京都で発生した奇跡じゃないかと62ページまで読んだ段階で感じた。この本の冒頭で、高木さんは『精神科医療に精神科医はいらない、もしかしたら。』って書いてしまっている。まあ、医師としての責任放棄と言われれば、その通りかも。しかし、ぼくはそれが悪いとは思えない。多くの人が人と人との関係が原因で精神を病む。その回復にいちばん大切なのは人と人との関係だと思う。3つめのコメントへ続く2020/10/16

Nori

0
京都で活動する、ACT-Kに所属し実際に臨床現場で汗を流している職員達の綴る日常。たしかに、この本にあるレベルでクライエントに寄り添い、関わることができたなら、精神障がい者が入院生活を強いられる可能性は大幅に低下し、自分の人生を太陽のもとで歩むことができるのではないか。 それはそうなのだが、職員に喫煙者が多いとか、飲みニケーション的なことを書かれると、その二項目が苦手な専門職はこの活動におよびでないのかと思ってしまうし、また、24時間365日対応の中、まとまった休みをとれているのかは気になるところである。2021/05/10

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