内容説明
世界を震撼させた東日本大震災と福島原発事故。被災地で診療し続けた岡崎医師と、津波のつめ痕を行脚した香山医師。気鋭の精神科医が震災下のこころのケアをとおして危機の時代の生き方を語り合う。好評既刊に特別対談を加えた待望の増補版。
目次
よりによって何で精神科医なんぞに
社会の変化/精神科医療の変化
“有名ドクター”の悩み
こころの病は変わったのか?
うつ病/解離/離人症…
「うつ病」の拡散
「うつ」を励ましてはいけない?
他者操作性/他者過敏性/自己愛
心的外傷理論のトップランナー安克昌先生の思い出
「自分探し」ブームはどこへ行くのか〔ほか〕
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
1960年、北海道札幌市生まれ。精神科医。東京医科大学卒業、北海道大学医学部附属病院で研修を受ける。神戸芸術工科大学助教授、帝塚山学院大学教授をへて、現在、立教大学現代心理学部映像身体学科教授
岡崎伸郎[オカザキノブオ]
1958年、仙台市生まれ。精神科医。東北大学医学部卒業。東北大学附属病院精神科病棟医長、仙台市精神保健福祉総合センター所長、小高赤坂病院副院長をへて、2009年から国立病院機構仙台医療センター精神科部長。精神保健従事者団体懇談会代表幹事、(社)日本精神神経学会理事(歴任)、日本精神病理・精神療法学会評議員、全国精神医療審査会連絡協議会理事、『精神医療』編集委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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