内容説明
森田療法は、森田正馬によって創始された日本の伝統的な精神療法だが、地球環境保護の視点から、新しい世界観と人類史を築き上げるための精神療法へと進化している。森田療法の先端的な活動に携わっている中村敬先生との対談をとおして、グリーン森田理論の新領域を分かりやすく解説する。
目次
第1部 対談 地球環境問題のゆくえと森田療法―グリーン森田理論の可能性(大震災・福島原発事故と森田療法の有効性;精神科医という仕事と森田療法;グリーン森田理論と宮沢賢治の思想;日本および世界の森田療法の現状とこれから;認知行動療法と森田療法 ほか)
第2部 「緑森田理論」の基本と臨床―地球もみている精神療法とは(緑森田の基本的認識;緑森田の基本的実践)
著者等紹介
青木薫久[アオキシゲヒサ]
1931年生まれ。北海道大学医学部卒業。同大学第二生理学教室にて神経生理学を研究。医学博士。東京慈恵会医科大学神経科(高良武久教授)にて森田療法を学ぶ。現在、栃木県益子の菊池病院勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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