内容説明
自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群など、発達障害という記号の解読をとおして、発達障害概念の再検討を試みる総集編。
目次
座談会・発達障害概念の再検討
「発達障害」をどう捉えるか
パーソナリティ障害と発達障害―重ね着症候群の研究
発達障害関連の臨床
成人の発達障害
発達障害の社会学・社会福祉論―特別支援教育・発達障害者支援法・フリースクールでの受け入れを中心にして
「発達障害」とみなす前に考えておくべきこと
発達障害概念を講義する側の品格―「障害者心理」担当者の自戒
少年の保護観察事例の再検討を踏まえて発達障害について考える
発達障害学説小史―主要論文とブックガイド
著者等紹介
松本雅彦[マツモトマサヒコ]
1937年生まれ。精神科医。京都大学医学部卒業。大阪阪本病院、京大病院精神科勤務を経て、1988年より京都大学医療技術短期大学部教授、京都府立洛南病院院長、京都光華女子大学教授を歴任。前・日本精神病理・精神療法学会理事長
高岡健[タカオカケン]
1953年生まれ。精神科医。岐阜大学医学部卒。岐阜赤十字病院精神科部長などを経て、岐阜大学医学部准教授。日本児童青年精神医学会評議員。雑誌「精神医療」(編集=「精神医療」編集委員会、発行批評社)編集委員をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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