出版社内容情報
若者よ! ニート[Neat(こざっぱり)]に生きよう!
〈善意の笑顔に隠れた取り返しのつかない悪意〉によって、一人の引きこもりの青年が鎖につながれたまま名古屋市の矯正施設で死亡した。自閉症スペクトラムからニートまで、特別支援教育から脳死・臓器移植まで、児童青年精神医学の抱える諸問題を根源からえぐり出す。〈死をも共に生き抜いている人間というストーリーの原点〉を追究した迫真の対談集!
はしがき 子どもの存在と社会の病理(高岡健)
第1章 自閉症スペクトラム
第2章 LDとAD/HD
第3章 児童虐待
第4章 リストカットとオーバードーズ
第5章 ひきこもりとニート
第6章 健康増進法とリスク管理社会の到来
あとがき 死をも共に生き抜いている人間というストーリーの原点(石川憲彦)
装画=鈴木ちさ
装幀=臼井新太郎
組版=字打屋(西澤章司)
内容説明
“善意の笑顔に隠れた取り返しのつかない悪意”によって、一人の引きこもり青年が、鎖につながれたまま名古屋の矯正施設で死亡した。自閉症スペクトラムからニート、特別支援教育から脳死・臓器移植まで、児童青年精神医学の抱える諸問題を、根源からえぐり出す。
目次
第1章 自閉症スペクトラム
第2章 LDとAD/HD
第3章 児童虐待
第4章 リストカットとオーバードーズ
第5章 ひきこもりとニート
第6章 健康増進法とリスク管理社会の到来
著者等紹介
石川憲彦[イシカワノリヒコ]
1946年生まれ。精神科医。東京大学医学部卒。1987年まで東大病院を中心とした小児科臨床、とりわけ障害児医療に携わり、共生・共学の運動に関与。患児らが成人に達し、東大病院精神神経科に移る。1994年、マルタ大学で社会医学的調査を開始し、1996年から静岡大学保健管理センターで大学生の精神保健を担当。同所長を経て、現在は林試の森クリニック院長
高岡健[タカオカケン]
1953年生まれ。精神科医。岐阜大学医学部卒。岐阜赤十字病院精神科部長などを経て、岐阜大学医学部助教授。日本児童青年精神医学会理事。雑誌『精神医療』(編集=精神医療編集委員会、発行=批評社)編集委員をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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