津軽発『東日流外三郡誌』騒動―東北人が解く偽書問題の真相

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784826503204
  • NDC分類 212.1
  • Cコード C3021

出版社内容情報

『東日流外三郡誌』をめぐる偽作・剽窃・盗作・改竄の病理を具体的な資料を駆使して実証的に解き明かす。6人の執筆者による『東日流外三郡誌』騒動の決定版。

●第1部/考証
1「東日流外三郡誌」と「国史画帖大和桜」(三上博昭)/2・疑問・和田喜八郎の軍装(三上博昭)/3・「津軽安東紀行自費出版記」より(熊谷充夫)
●第2部/回想
4・和田喜八郎氏の思い出(対談・長峰茲+三上強二)/5・私が見た「安東文書」(神野高行)/6・追いつめられた「和田古文書」(三上博昭)/7・松田弘洲氏を偲んで(三上強二+原田実)[第3部/後始末]8・古田氏の話をタネに…(三上博昭)/9・西村俊一論文の事実誤認(原田実)/10・「東奥日報」より

内容説明

『東日流外三郡誌』をめぐる偽作・剽窃・盗作の病理を具体的な資料を駆使して実証的に解き明かす『東日流外三郡誌』騒動の決定版。

目次

第1部 考証(「東日流外三郡誌」と「国史画帖大和桜」;疑問・和田喜八郎の軍装;「津軽安東紀行自費出版記」より)
第2部 回想(和田喜八郎氏の思い出;私が見た「安東文書」―『津軽魂を遺した人々』(平成四年、私家版)より
追い詰められた「和田古文書」―和田喜八郎の筆跡から
松田弘洲氏を偲んで)
第3部 後始末(古田氏の話をタネに…;西村俊一論文の事実誤認;「東奥日報」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sfこと古谷俊一

1
偽書派による東日流外三郡誌とその作者の批判集。批判の手際がクールでないので、結局、擁護側とあんまり変わんない方向の「熱意」を印象づけられてしまった。掲示板のフレームのまとめサイト的な。2009/06/07

hyena_no_papa

0
青森県生まれの三上強二氏、同三上博昭氏らによる「東日流外三郡誌」検証の書。編集は原田実氏。他の同類の書よりも一層深く掘り下げている。副題に「東北人が解く偽書問題の真相」とあるように、地元の視点で鋭く問題点を抉っている。また、猪垣裁判の発端となった野村孝彦氏についても詳しく取り上げてあり、この事件の真相に深く迫りたい読者にとっての必読書と言えよう。「國史画帖大和絵」「安藤船商道之事」「四柱神社御神体」「天皇記」「国記」「日枝神社寛政奉納額」「高楯城主遺髪入り竹筒」「安倍頼時遺骨」などフェイクのオンパレード。

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