出版社内容情報
沖縄での経験から―凄じいまでに差別され、幽閉され続けてきた精神障害者の苦悩を一身に担い、「地域精神医療」を地道に歩み続けた一人の精神科医の核心に迫るリポート。沖縄を離れて十年。様々な苦難を超えて再び沖縄に戻り、新たな精神医療のあるべき姿を求めて書き綴った、感動のリポート。
久米島の十年―まえがきにかえて/特 社会の変化と精神障害/沖縄での経験から/久米島でのひとつの試み/監 地域精神医療批判/企 沖縄における精神病院/沖縄における精神病院/「精神医療」についての二、三の疑問/協 保安処分・精神衛生法批判/保安処分を考える―ひとりの精神科医として/保安処分新設に反対する/「保安処分」に思う/労 「やんばる」からのリポート/沖縄精神医療雑感/おりおりの断想/久米島の人々のこころにふれて/編集者の覚え書き/あとがき
内容説明
沖縄を離れて十年。様々な苦難を超えて再び沖縄に戻り、新たな精神医療のあるべき姿を求めて描き綴る。凄まじいまでに差別され、幽閉され続けてきた精神障害者の苦悩を一身に担い、「地域精神医療」を地道に歩み続けた一人の精神科医の核心に迫るリポート。
目次
まえがきにかえて 久米島の十年
1 社会の変化と精神障害
2 地域精神医療批判
3 沖縄における精神病院
4 保安処分・精神衛生法批判
5 「やんばる」からのリポート
6 沖縄精神医療雑感