出版社内容情報
1970年、ピョンヤンに飛翔した彼らは、歴史の時間軸を中断し逆転させ、生きることの意味をラディカルに問い直そうとした。1995.11.30、ピョンヤンにて客死した田宮高麿の最後の肉声。1970年戦後史の分水嶺の年に「よど号」ハイジャックでピョンヤンに渡り、1995年戦後50年と「よど号」25年を総括する。
はじめに・高沢皓司 第一章 日本人の日本人嫌い/もう二五年か/革命が起きていたハズだけどね/反侵略は、民族自主擁護、この視点が欠けていた/自分の国、自分の民族を愛さなきゃ/日本民族を自覚すべきだよ/祖国というのは、民族の国ということだ/日本人の日本人嫌いは悲しいことだよ/日本人嫌いというのは、個人主義、大国主義/自分の運命を自覚し、自分の力で切り拓かなきゃ /日本人民は、健全だよ 第二章 戦後保守政治の責任/最大の悪は、民族自主精神を抹殺したことですよ/大国主義は民族自主意識をつぶすよ/終戦日が二つあるということが今年になって分かった/アメリカに負けたという総括が、日本を卑屈にしたんだ/アメリカの日本占領は不当だった/九・二は国辱日だよ/九・二路線と闘えなかったこと、これが戦後総括のポイントだね/アジア人民に感謝すべきだったよ/天皇では、国家意識も高められないじゃない/民族自主意識は闘争の中で形成されるよ/共産主義者は共産主義者である前に、民族主義者だ/真の愛族は国際主義だよ /戦後は、民族否定階級第一になったからね/全体主義は皆、個人主義だよ/経済主義は民族自主意識を低下させたね/戦後五〇年、総括すれば民族
目次
第1章 日本人の日本人嫌い
第2章 戦後保守政治の責任
第3章 日本共産主義者の責任
第4章 朝鮮の社会主義
第5章 一民族一国家論
番外編 共和国での我々の生活
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