内容説明
“プルトニウム分離の継続とMOXの軽水炉利用の推進には、今や何の合理的な理由もなく、社会的な利点も見いだすことができない。”研究代表・高木仁三郎氏と副代表・マイケル・シュナイダー氏がライトライブリフッド賞(もう一つのノーベル賞)を共同受賞する契機となった記念碑的報告書。
目次
第1章 序論 とくに環境、健康及びその研究の全体的視点について
第2章 MOX燃料使用上の保安問題
第3章 軽水炉でのMOX使用の安全性問題
第4章 軽水炉でのMOX燃料使用の経済性―日本の現実に即した検討
第5章 MOXとバックエンド政策
第6章 社会的・法的側面から見たMOX計画
第7章 MOX利用にともなう放射性物質の輸送
第8章 結論と提言