目次
科学は変わる―巨大科学への批判
いま、普段着の科学者として考えること―専門に進む皆さんへのメッセージ
危機の科学
わが内なるエコロジー―生きる場での変革
反原発・エコロジーについて
少数派の力を見なおす
共著書の論文（科学の危機から変革の科学へ―現代科学の問題としての原発；風車・反原発・三里塚―運動に新しい風を；ソフトさとは何か―ソフト・パスへの一視点）
未公刊資料（『ぷろじぇ』の論文から）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
2
高木仁三郎は、脱原発と言わず、日本の科学思想家の中で最高峰に立つ人の一人だと思う。つまり、人間にとって科学、自然とはなんなのか、それが今はどうなっているのか、今後どうするべきで、自分はどうしていくのか、というのを、最も明確に言語化し、行動した科学者の一人だと言うことだ。本書は、『科学は変わる』『危機の科学』『わが内なるエコロジー』などを始めとした科学の原論、オルタナティブな科学の模索をまとめた巻2011/09/07
