出版社内容情報
150年前に出た『不思議の国のアリス』のカラー版。テニエルの初版原画21点を収録。日本ルイス・キャロル協会会長の新訳で刊行。
『子ども部屋のアリス』は、ルイス・キャロルが『不思議の国のアリス』を子どもでもわかるように書き直し、新たにカラーイラストをつけた、4つのアリス・シリーズの最終作です。
本書は、公式初版(THE NURSERY "ALICE" second edition, 1890)の原書からテニエルのカラー画20点を収録しました。19世紀ヴィクトリア朝の上品な色調を忠実に再現しています。
『不思議の国のアリス』入門書であると同時に、作品世界を深く理解するための解説書としての側面も備えています。日本ルイス・キャロル協会会長・安井泉氏の新訳でお届けします。
子ども部屋のいとし子
はじめに──すべてのお母さんに向けて
1・シロウサギ
2・アリスがのっぽに
3・涙の池
4・コーカス競走
5・トカゲのビル
6・かわいいワンちゃん
7・青いイモ虫
8・赤ん坊がコブタに
9・チェシャネコ
10・へんてこりんなお茶会
11・女王さまの庭
12・ロブスター・カドリーユ
13・タルトを盗んだのはだれ
14・ふってくるトランプ
解説──ルイス・キャロルが『子ども部屋のアリス』に込めた思い
年譜──ルイス・キャロルの The Nursery “Alice” に関する日記の記述
【著者紹介】
ルイス・キャロル
本名チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン(Charles Lutwidge Dodgson)。イギリスの数学者、聖職者、小説家、詩人、写真家。1832年チェシャー州生まれ。ラグビー校からオックスフォード大学クライスト・チャーチに入学。卒業とともに同大学の数学講師。1862年の夏の日にリデル学寮長の次女アリスを主人公にして即興で語った話を、後に手稿本『地下の国のアリス』にした。1865年に『不思議の国のアリス』、71年に『鏡の国のアリス』、90年に『子ども部屋のアリス』、76年に『スナーク狩り』を発表。晩年には長編小説『シルヴィーとブルーノ』(1888年、完結編93年)などの作品がある。1898年没。
内容説明
ルイス・キャロルが一番大切にしていたオールカラー版「不思議の国のアリス」を、日本ルイス・キャロル協会会長が待望の新訳!
著者等紹介
キャロル,ルイス[キャロル,ルイス] [Carroll,Lewis]
本名チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン(Charles Lutwidge Dodgson)。イギリスの数学者、聖職者、小説家、詩人、写真家。1832年チェシャー州生まれ。ラグビー校からオックスフォード大学クライスト・チャーチに入学。卒業とともに同大学の数学講師。1862年の夏の日にリデル学寮長の次女アリスを主人公にして即興で語った話を、後に手稿本『地下の国のアリス』にした。1865年に『不思議の国のアリス』を発表。1898年没
テニエル,ジョン[テニエル,ジョン] [Tenniel,John]
1820年、ロンドン生まれ。画家の道をめざしたが、収入欲しさで始めた挿絵の仕事が好評を得、1850年から1901年まで雑誌「パンチ」でイラストレーターとして活動。編集者の紹介で『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』に挿絵を描き、1893年にはヴィクトリア女王よりナイト爵位を授与された。1914年没
安井泉[ヤスイイズミ]
1948年、東京生まれ。筑波大学名誉教授。日本ルイス・キャロル協会会長。専門は英語学・言語文化。英語語法文法学会会長等を歴任。著書に『音声学』(現代の英語学シリーズ第2巻、開拓社、第27回市河賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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