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決断できる日本へ―3・11後の政治経済学

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822812546
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

内容説明

時代は、責任を引き受ける覚悟を以て果敢に決断を下すトップを求めている。本書では、3.11を機に噴出したのは、戦時の大本営発表の再版だったのではないかという問題を提起。危機的状況に陥った日本社会の抜本的な制度設計を変更するには、価値観や歴史観の見直しが不可欠だという問題意識に立ち、日本の近代社会論、戦後論を語る。世界を支配するマネーと権力を論じ、季節や気候や自然に還元して考察されがちだったこれまでの風土論ではなく、政治経済学的視点から日本の風土を論じた。その具体的事例を、東京と大阪と長崎に求めた。

目次

第1章 3.11後の日本(津波と原発の衝撃;“原子力ムラ”の政治経済学)
第2章 近代日本の内幕(戦後とは何か;官僚とは何か;日本の会社;日本という「和」の社会)
マネーと権力(東京というヒエラルヒー;マネーの内幕;近代的価値とは何か)
第4章 政治経済学的風土論(風土と権力;日本の都市風土)

著者等紹介

中尾茂夫[ナカオシゲオ]
1954年、長崎市生まれ。明治学院大学教授。経済学博士。京都大学大学院経済学研究科修了後、大阪市立大学経済研究所教授などを経て、2003年より現職。シカゴ、トロント、ロンドン、ロサンゼルス等の欧米や、上海、バンコク、北京、マカオ等のアジアで、講義や研究報告や調査を重ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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