目次
第1章 狙われた町
第2章 誤算
第3章 反転攻勢
第4章 高まる圧力
第5章 拡がる亀裂
第6章 無気味な予兆
第7章 総力戦
第8章 凱歌
土地を売らなければ原発はできない―対談 高木仁三郎・舛倉隆
著者等紹介
恩田勝亘[オンダカツノブ]
1943年島根県生まれ。法政大学卒。ジャーナリスト。1966年から70年まで週刊誌、月刊誌のフリーライター。71年より2007年まで講談社『週刊現代』記者として、国内外の政治・経済・社会問題を取材・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
21
口絵の地図の手書きは素朴な地域だったのに、原発のせいで…という気持ちが強まる。放射能の恐ろしさを知っている住民に対し、役場職員が一笑に付したと(18頁)。この人達も罰が当たる時が来ると思う。このルポルタージュは原発再稼働容認派が読むべき本だと思う。もちろん、日本人必読書。1976年にコバルト60の原発情報機関紙に出ている(110頁)。やってはいけないことをやり始めた片鱗である。タンプリン博士の講演会で原発は平常時でもがんを発生させる恐れがあるとしている(112頁)。憲法25条違反といってもよい。2014/11/29