内容説明
日本を代表する大企業であるトヨタは、２００７年にはアメリカのゼネラル・モーターズ（ＧＭ）を抜いて生産台数で世界最大の自動車メーカーになった。しかし、そのトヨタが一転して危機に陥ったということは一体、なにを意味しているのだろうか。
目次
第１章 六〇年ぶりの危機
第２章 豊田家が支配するトヨタ自動車
第３章 大量生産・大量販売とトヨティズム
第４章 頂点に立って系列会社を支配する
第５章 グローバル化して“世界企業”へ
第６章 会社本位主義に陥った労働組合
第７章 “三河の田舎大名”が財界トップに躍り出る
第８章 トヨタの宣伝と社会的責任
第９章 ＧＭの倒産が意味するもの
第１０章 トヨタの時代は終わりを告げた
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
13
著者は会社学という観点からトヨタについて書いている。徹底検証という割に中身は少し薄いように感じた。2014/04/24
Hirotaka Suzuki
0
トヨタという会社について、あらゆる切り口から意見が述べられているが、主に著者の主観による強い批判本という形になっているのではないだろうか。巷にはトヨタを称賛する本が多いが、このような本もあるのかと目から鱗が落ちた。本の内容を真に受けるのではなく、事実を元に自分の考察を持つことも大切と感じた。2017/03/15
