内容説明
ブタになっても、生き残れ。ブタになっても生き続ける価値が、命にはあるのだ。息が続く限り声にしていかないと、生きている意味がないじゃないか。
目次
1 選択の末路―石原東京都知事を考える(選択の末路;禁じ手 ほか)
2 危うさの中で(危うさの中で(上)―石井好子さんと見つめた若者
危うさの中で(中)―川田悦子さんとの出会い ほか)
3 ブタになっても生き残れ(生前葬;母殺し ほか)
4 こみあげる不安(言葉による分断;相撲業界ってそんなに偉いのか ほか)
5 アホの男は国境を越える(ポストフセイン;アホの男は国境を越える ほか)
著者等紹介
辛淑玉[シンスゴ]
人材育成コンサルタント。人材育成技術研究所所長。1959年、東京都生まれの在日三世(韓国籍)。人材育成コンサルタント。1985年に人材育成会社(株)香料舎(こうがしゃ)を設立し、地方博、万博などのパビリオンの運営・人材育成・研修を手がける。年間百数十本の研修・講演を行うかたわら、新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどあらゆるメディアで論説活動を展開し、構造的弱者支援のための活動を実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shushu
0
敵か子分か。味方はいない。きつそう。読んでいるこちらもキツイ2012/12/30
Saya
0
自分はマイノリティの視点を持ってるほうだと思うのだけど、また違うレベルのマイノリティの視点ってこういうものなのか、と学んだ。「日本は〜」「日本人は〜」と書かれるとスミマセンという気分なのだが、せっかくマイノリティ視点で語ってるわけで、十把一絡げにしてしまったら、マジョリティがやってることと同じになってしまうのでは・・・。何も知らず、のうのうと恩恵を受けてるマジョリティすべてが許せん!というのは、心情的にはわかるんですけどね。どっちかっていうと苦しい読書体験でした。2011/06/18