目次
第1章 三菱UFJフィナンシャルグループ(世界最大銀行の大赤字;三菱の歴史 ほか)
第2章 みずほフィナンシャルグループ(「世界最大のメガバンク誕生」;三菱―第一銀行合併の挫折 ほか)
第3章 三井住友フィナンシャルグループ(政商から財閥へ―三井;銅からいもづる式に発展―住友 ほか)
第4章 問われている銀行のあり方―「大きい銀行(グレイト・バンク)」から「良い銀行(グッド・バンク)」へ(銀行合併―失敗の歴史;「大きいことは良いこと」か? ほか)
著者等紹介
奥村宏[オクムラヒロシ]
1930年生まれ。岡山大学法文学部卒業。産経新聞記者を経て、日本証券経済研究所主任研究員、龍谷大学・中央大学教授を歴任。会社学研究家。商学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわん
3
メガ合併の頃に書かれた本なので昔話の感。3大メガの生い立ちから合併に至るまでを細かく書いている。銀行は「大きいことがいいことだ」という誤った日本の大半の思い込み。地方にいるとメガのご利益にまったく授からない。これって希望の党の排除と(ほぼ)同じ論理だと思う。1都道府県2銀行を訴える人は何の根拠と権利があるのだろうか。一層、衆議院の小選挙区と同じ数にすれば合憲なのではないだろうか。2017/10/01
kamedon
1
メガバンクの歴史について。 あぁ、そうだったよなーと懐かしく読む。2018/05/03
人生ゴルディアス
1
メガバンクのことを知りたくて手を出す。日本語書籍はよほど硬い本でない限り説教臭くてげんなりするのが多いんだよなあ、と思ってたけど、やっぱりこの本もまたそうだった。サブプラについての理解も浅い気がする。あれは制度的な問題というより、人間の本質についての問題だ。構造にこだわってるあたり、古い世代の学者さんなのかな。ただ、国内銀行についての記述は望んでいたものでした。そういう意味では値段分の仕事をしてくれましたが、すぐ薄っぺらい説教入れるのはなんでなんだぜ? あと、グラミン銀行(笑) やれやれだぜ。2013/08/11
cookle
1
今さら知りたいメガバンクの歴史。各銀行の成り立ちや財閥の関係、合併の経緯など簡単な銀行の歴史がわかって面白かったぁ。中学生くらいのときの歴史の教科書で見たような話も載っていて少し懐かしい気持ちにもなりつつ、なんだかんだいろんなところがつながってるなぁというのが今さらながらの感想です。2013/01/02
Hiro A
1
いわゆるメガバンクについて、それぞれ沿革をまとめた本。あまり詳しくはないが大きな流れはわかる。 ビックバンクはグッドバンクではないという結論はよくわかるし自分もそうだと思うが、もうちょっと詳しく論じてほしかったな。 メガバンク志望の学生が読むにはいい本だと思う。 2011/05/16