反貧困と派遣切り―派遣村がめざすもの

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  • サイズ B6判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822809874
  • NDC分類 366.021
  • Cコード C0036

出版社内容情報

2008年年末から新年にかけて、東京・日比谷公園で行われた「派遣村」は、日本のなかにある「貧困」と「派遣切り」の実態を示した。30万人とも、40万人ともいわれる派遣切り──この社会をどう作りかえていくのか、派遣村村長の湯浅誠氏と通いつめた福島みずほ氏がトコトン議論する。

はじめに───福島みずほ

反貧困から社会連帯へ───福島みずほ

対論1 年越し派遣村───湯浅誠・福島みずほ

対論2 これからの「貧困」を考える───湯浅誠・福島みずほ

中収入・中支出型の社会───湯浅誠

目次

反貧困から社会連帯へ(福島みずほ)(新自由主義の終わり;小泉構造改革 ほか)
対論1 年越し派遣村(湯浅誠;福島みずほ)(年越し派遣村の村長になる;相互扶助的な空間 ほか)
対論2 これからの「貧困」を考える(湯浅誠;福島みずほ)(学生時代のボランティア経験;親の期待 ほか)
中収入・中支出型の社会(湯浅誠)(派遣村のその後;地域巡回総合相談窓口 ほか)

著者等紹介

湯浅誠[ユアサマコト]
1969年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得後中退。反貧困ネットワーク事務局長、NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長。大学在学中から養護施設ボランティア、ホームレス支援、イラク復興支援などにかかわり、1995年より野宿者(ホームレス)支援活動を行う。現代日本の貧困問題を現場から訴え続け、2008~09年の年末年始に設置された年越し派遣村では村長を務める

福島みずほ[フクシマミズホ]
1955年生まれ。東京大学法学部卒業。社会民主党党首、参議院議員、弁護士、学習院女子大学客員教授。ドメスティック・バイオレンス防止法・改正法、児童虐待防止法の制定、平和・労働・福祉・人権・男女平等・環境など、国会内外で幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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