ポスト新自由主義―民主主義の地平を広げる

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822809843
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0031

内容説明

新自由主義の時代は終わった。人間を大切にする経済と社会を取り戻すために今こそ民主主義が最強の武器となる。

目次

序章 新自由主義の終焉(金子勝・山口二郎)
第1章 世界経済はどこへ向かうのか(金子勝)
第2章 民主主義の不在がもたらした夕張の破綻(片山善博)
第3章 人は文明のみで生きるにあらず(高橋伸彰)
第4章 わたしのことはわたしが決める(上野千鶴子)
第5章 地方自治から世界共和国へ(柄谷行人)
終章 なぜ今民主主義か(山口二郎)

著者等紹介

山口二郎[ヤマグチジロウ]
政治学者。北海道大学大学院法学研究科教授。1958年、岡山県生まれ。東京大学法学部を卒業後、同大助手を経て北海道大学へ。当初は五年ほどと考えていた札幌暮らしも早25年。途中、イギリス、オックスフォード大学セントアントニーズ・カレッジ、ウォーリック大学で客員研究員なども務める。グローバル化の荒波のなかで、人間の尊厳を守るための政治や政策をいかに実現するかという問いを考え続けている。『週刊東洋経済』『週刊金曜日』などで政治批評を連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sirokuma

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現代の日本社会を経済、地方、弱者、哲学など様々な視点で、各分野の第一人者が政治学者 山口二郎氏と語り合う。講演会をまとめたものなので、話し言葉でわかりやすいが、すごく濃厚で贅沢な一冊。新書を何冊も読んだ気分。こういう本を読むと、客観的に自分はいまここにいるんだとわかる気がする。2013/08/08

Sumiyuki

0
講演をまとめた本。講演だからわかりやすいし、いろんな人の考え方に触れられるからオトク。片山善博さん、高橋伸彰さん、柄谷行人さんたちが気になった。金子さんは、相変わらず。山口さんは、新自由主義が他の考え方を抹殺していることに憤りを感じている。皮肉なのは、新自由主義が責任をとって、政界から抹殺するべきと主張しているところ。上野さんは、フェミニズムからの弱者擁護の第一人者としてスゴイとは思うけど、そんなに、深く知りたいとは思わなかった。2012/02/25

numainu

0
評価A2009/05/03

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