増補 百姓が時代を創る (増補)

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822808594
  • NDC分類 610.4
  • Cコード C0095

内容説明

農業問題、食料問題は、いまを生きる消費者にとっての問題。環境問題、原油高、食品偽装、子どもの教育―農業抜きでは解決できません。グローバル化がもたらした「農業恐慌」と「新しい貧困」。食料問題の根っこを考える。

目次

往復書簡(百姓は怒っている!;みんな怒っている!)
序章 日本に農業がいるの?(金の切れ目がいのちの切れ目;地べたの自給 ほか)
第1章 村の戦後史(僕のまぼろしの村;初恋と肥え汲み ほか)
第2章 百姓という存在(百姓とは自由・自立の人;百姓は何でもやれる人 ほか)
第3章 人と土地と土(土地は預かりもの;増やすことは奪うこと ほか)
第4章 グローバリゼーションと農民(土地から切り離される農民;土地なし農民の反乱 ほか)
第5章 もうひとつの農業を考える(田園風景は百姓がつくった;農業技術の発展を問う ほか)

著者等紹介

山下惣一[ヤマシタソウイチ]
1936年(昭和11)、佐賀県生まれ。農民、作家。一貫して農とくらしの現場から小説、エッセイ、ルポルタージュを書き続け、一連の作品群は戦後農業と農村の激動を百姓の視点で凝視し、記録した大河小説のおもむきがある。1970年『海鳴り』で日本農民文学賞、1979年『減反神社』で地上文学賞。あわせて直木賞候補に。アジア農民交流センター代表など社会的活動にも取り組む

大野和興[オオノカズオキ]
1940年(昭和15)、愛媛県生まれ。ジャーナリスト(農業・食料問題)。日本とアジアの村を歩き、地元の人の活動にも参加しながら現場の視点で考え、発信している。アジア農民交流センターの立ち上げに参加。グローバリゼーションに対抗する市民グループ「脱WTO/FTA草の根キャンペーン実行委員会」の世話役も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。