内容説明
アメリカン・ラナン文学賞、全米批評家協会賞受賞。多彩に行動する作家レベッカ・ソルニット。1989年ベルリンの壁崩壊、1994年メキシコのサパティスタ蜂起、1999年WTOシアトル、2001年9.11、2003年地球一周反戦平和行動。時代の変革のその時々に立ちつづけてきた女性が語る希望の礎。現在のあり方は、未来のあり方ではない。一寸先の未来に何が起こるか、わたしたちはまったく知らないという事実を抱きしめること―これが希望の新しい地平なのだ。
目次
暗闇を覗きこむ
視点を変えて語る
絶望と不満、あるいは壁と扉
わたしたちが勝ち取ったもの
千年紀の到来(一九八九年一一月九日;一九九四年一月一日;一九九九年一一月三〇日;二〇〇一年九月一一日;二〇〇三年二月二五日)
変革のための想像力を変革する
直接行動の間接性について
天使が見せたもうひとつの歴史
カリブーのために処方するバイアグラ
失楽園
北米大陸分水嶺を超えて
イデオロギーの後に
グローバルなローカル
中断―世界が燃えている
テキサスの三倍大きな夢
疑い
世界の中心への旅
著者等紹介
ソルニット,レベッカ[ソルニット,レベッカ][Solnit,Rebecca]
米国カリフォルニア州在住。ネバダ核実験場閉鎖運動など多彩に行動する作家。全米批評家協会賞受賞作River of Shadows:Eadweard Muybridge and the Technological Wild West,Penguin USA,2003.SavageDreams:A Journey into the Landscape Wars of the American West,University of California Press,1994
井上利男[イノウエトシオ]
戦争占領期の日米間生活格差と民主主義教育を覚えている世代。1970年代初期、ヒッピーの聖地・トカラ列島諏訪之瀬島のリゾート開発運動をきっかけに、奄美大島枝手久島石油基地反対運動に加わる。日本立地センター策定の徳之島・使用済み核燃料再処理工場計画の存在を知り、時代のすさまじい様相に開眼。その後、奥会津に移住。TUP(Translators United for Peace=平和をめざす翻訳者たち)同人
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感想・レビュー
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どんぐり
踊る猫
takao
ころりん