内容説明
原子力文明からもっとも縁遠い北の大地が、20世紀の負の遺産である「核のゴミ」の後始末対策と地域とのはざまで揺れている。本書は、市民運動にも参加してきた一人の記録者の目から見た「幌延の20年」をまとめたものである。
目次
序章 後始末時代と地域のはざまで
第1章 「立地断念」寸前まで追いこむ
第2章 巻き返し作戦に動く科技庁と動燃
第3章 転換期の幌延情勢
第4章 深地層単独立地へのシナリオ
第5章 「立地受け入れ」に抗して
第6章 北の大地に生きて語る
第7章 「深地層研究所」と処分政策の矛盾を問う
終章 明日の希望にむけて
著者等紹介
滝川康治[タキカワコウジ]
1954年北海道生まれ。和光大学人文学部中退。ローカル紙記者、酪農業などをへて、フリーのルポライター。80年代前半から幌延町への放射性廃棄物施設計画の反対運動に参加してきた
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