持続可能性の経済学を学ぶ―経済学に多元主義を求めて

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784822602857
  • NDC分類 519
  • Cコード C1033

内容説明

“持続不可能な傾向”に立ち向かう現代スウェーデン制度学派のエコロジー経済学。

目次

第1章 持続可能性のための経済学
第2章 持続不可能な傾向と持続可能な傾向
第3章 持続可能性の政治学:開発をめぐる議論に保護区域はあるのか
第4章 「経済人」から「政治経済人」へ
第5章 持続可能性に関連した非市場的および市場的な関係についての解釈
第6章 社会的および制度的な変革のためのアクター・アジェンダ・アリーナ
第7章 意思決定と持続可能性の評価に対するアプローチ
第8章 持続可能性の経済学を求めて
解説 セーデルバウムの「エコロジー経済学」―その背景・構成と概要・私たちへの課題

著者等紹介

大森正之[オオモリマサユキ]
1957年・東京都生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。明治大学政治経済学部・教授。経済学修士

小祝慶紀[コイワイヒロノリ]
1963年・茨城県生まれ。法政大学大学院社会科学研究科経済学専攻博士後期課程修了。法政大学サスティナビリティ研究教育機構リサーチアドミニストレーター;国士舘大学法学部・非常勤講師。博士(経済学)

野田浩二[ノダコウジ]
1976年・神奈川県生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。武蔵野大学環境学部・専任講師。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

好奇心の横断歩道を渡る!

1
持続可能性にはあまり興味なかったが、制度学派にはかなり興味があったので。新古典派が暗に共有しているイデオロギーをかなり高度に言語化されていた部分が、自分にとっては一番アツかった。///経済的な話を数式を使って説明するときは、私自身も「事実の説明にならないほどの過度な単純化」への後ろめたさを強く感じている。同時に、定量的な分析やモデルや実証主義自体には、かなり肯定的だったりする。経済学を科学だとは思っていなくて、イデオロギーがあらかじめ与えられている時に判断材料を与えるための技術だと思っているから。2022/10/26

朝吹龍一朗

0
難しい本だった。必ずしも翻訳が悪いわけではないと思うので、元の文章がわかりにくいのだろう。しかし、苦労して読み解けば「排出許可証や(中略)二酸化炭素の削減という目的に即したものではありません」とある意味で衝撃的な立言がある。著者の哲学の丁寧で包括的な紹介が望まれる。2011/01/22

ketaro 33d@

0
新古典派経済学への批判と代替案の提示。多元主義、経済人から政治経済人、価値への関与、民主主義や参加への信頼、アクター・アジェンダ・アリーナアプローチ2019/08/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1457960
  • ご注意事項