出版社内容情報
「パタ&へネ」の名で親しまれる古典的名著の第5版。コンピュータ技術の初歩からモバイル/クラウド時代の最新のテーマまで深く解説
「パタ&へネ」の名で親しまれる古典的名著の第5版。コンピュータ技術の初歩からモバイル/クラウド時代の最新のテーマまで深く解説。第5版での主な改訂内容は下記のとおり。
1)現代のハードウエアを理解することの重要性を、半語並列処理の高速化という実例で示すこと
2)種々の話題にわたる主要なテーマ(高速化、並列処理、パイプライン処理、分岐予測、Mooreの法則、記憶域の階層化、抽象化、信頼性)を余白のアイコンで強調すること
3)PC時代からポストPC時代への変化を反映して例を最新事例に更新すること。具体的には、内部構成の事例としてiPad、最新プロセッサの事例としてARM Cortex A8 およびIntel Core i7の紹介、クラウドを構成するウエアハウス・スケール・コンピュータの掘り下げた説明などを加えている
4)単一の章にまとめてあった入出力に関する事柄を本書全体に分散させること
5)第4版以来の業界の変化を反映して技術的な内容を更新すること
6)電子版でも提供できるように、付録および補助的な節をCD 上からインターネット上に移すこと
下巻は次の2章分と付録を収録。
第5章 容量と速度の両立:記憶階層の利用
第6章 クライアントからクラウドまでの並列プロセッサ
付録A アセンブラ,リンカ,SPIM シミュレータ
付録B 要求のトラブルシューティングのガイド
第5章 容量と速度の両立:記憶階層の利用/第6章 クライアントからクラウドまでの並列プロセッサ/付録A アセンブラ、リンカ、SPIM シミュレータ/付録B 論理設計の基礎
【著者紹介】
元カリフォルニア大バークレー校教授。世界初のRISCプロセッサ開発やRAIDの基礎技術開発に従事。米国計算機学会の元会長、大統領のIT分野諮問委員も務める。現在はRAD Lab(高速アプリケーション開発研究所)およびPar Lab(並列処理研究所)の両研究所長を兼任。
内容説明
クライアントからクラウドまでの最新並列処理技術を徹底解説。クラスタやウエアハウス・スケール・コンピュータといったSaaSなどが普及する現代に必須の知識を解説。
目次
5 容量と速度の両立:記憶階層の利用(メモリ・テクノロジ;キャッシュの基礎 ほか)
6 クライアントからクラウドまでの並列プロセッサ(並列処理プログラム作成の困難さ;SISD、MIMD、SIMD、SPMD、ベクトル ほか)
A アセンブラ、リンカ、SPIMシミュレータ(アセンブラ;リンカ ほか)
B 論理設計の基礎(ゲート、真理値表、論理式;組み合わせ論理 ほか)
著者等紹介
パターソン,デイビッド・A.[パターソン,デイビッドA.] [Patterson,David A.]
1977年にカリフォルニア大学バークレー校で教職について以来、コンピュータ・アーキテクチャを教えてきており、コンピュータ科学の寄付講座(第21代カリフォルニア州知事Pardeeの資金提供によって運営されている)を担当している。彼の教育法は高く評価され、カリフォルニア大学から傑出教育賞、米国計算機学会(ACM)からカールストーム賞、IEEEからマリガン教育メダルおよび大学学部ティーチング賞を、それぞれ受賞している
ヘネシー,ジョン・L.[ヘネシー,ジョンL.] [Hennessy,John L.]
スタンフォード大学の学長を務めているが、1977年以来ずっと教授陣の一員として電子工学およびコンピュータ・サイエンスの両学科を受け持っている。IEEEおよび米国計算機学会(ACM)の会員であるとともに、米国工学アカデミー、米国科学アカデミー、アメリカ哲学協会、米国芸術科学アカデミーのメンバーでもある。受賞した多くの賞の中には、RISC技術に貢献したことによる2001年のエッカート・モークリー賞、2001年のセイモア・クレイ・コンピュータ賞、David Pattersonと共同受賞した2000年のジョン・フォン・ノイマン賞がある
成田光彰[ナリタミツアキ]
1942年生まれ。1965年、一橋大学経済学部を卒業、住友スリーエム(株)に入社。主に情報システム部においてアプリケーションシステムの開発に従事。1986年に同社を退社し(株)アシストに入社。主にドキュメント部にてマニュアルの翻訳を指導。1989年、同社を退社し、現在はフリーの翻訳家。第1種情報処理技術者、システム監査技術者、および英語検定1級の資格を保持。日本野鳥の会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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