内容説明
ホーキングが物理学の土台に爆弾を投下した。それは「空間と時間の新しいパラダイム」にいたる戦争の始まりだった―新しい物理学への招待。
目次
第1部 たれこめる暗雲(最初の一撃;暗黒星;古い時代の幾何学ではなく;「アインシュタイン、神に何をすべきか命じてはならない」;プランク、より良い尺度を思いつく;ブロードウェイのバーにて;エネルギーとエントロピー;ホイラーの教え子たち―ブラックホールの中にどれだけの情報を詰め込めるか;黒い光)
第2部 奇襲攻撃(スティーヴンはビットを見失い、見つけられなくなった;オランダ人の抵抗;それが何の役に立つ?;手詰まり;アスペンでの小競り合い)
第3部 反撃(サンタバーバラの戦い;待て!配線を逆にしろ;ケンブリッジのエイハブ;ホログラムとしての世界)
第4部 戦争の終わり(大量推論兵器;アリスの飛行機、または目に見える最後のプロペラ;ブラックホールを数える;南アメリカの勝利;核物理学ですって?ご冗談でしょう!;謙虚さ)
著者等紹介
サスキンド,レオナルド[サスキンド,レオナルド][Susskind,Leonard]
スタンフォード大学理論物理学教授。1969年、南部陽一郎と同じ時期にひも理論を提唱した。ブラックホールに吸い込まれた量子の情報は失われると主張するスティーヴン・ホーキングに対抗して、ゲラルド・トフーフトとともに情報は失われないとする論陣を張った。それは物理学の原理をめぐる論争だった。サスキンドは量子論と重力の理論を調和させようとして20年以上苦闘した。論争の末にサスキンドたちが到達したのは空間と時間についてのまったく新しい考え方だった
林田陽子[ハヤシダヨウコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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