内容説明
勉強するのは、いい学校に行って、将来、勝ち組になるため？７人の識者の考えは違います。親子で一緒に考えよう！
目次
子ども編（あさのあつこ；宇治原史規；五味太郎；田中優子；土屋賢二；平田オリザ；松本大）
大人編
著者等紹介
おおたとしまさ［オオタトシマサ］
育児・教育ジャーナリスト。リクルートを独立後、数々の育児・教育誌の編集・監修を手がけ、現在は、男性の育児、子育て夫婦のコミュニケーション、中学受験をいい経験にする方法、学校・塾の役割などについて執筆活動を行う。中高の教員免許、小学校教員の経験、心理カウンセラーの資格もある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
湘子
31
「とにか言うことをききなさい」「どうして？」「どうしても！」というよくありがちな会話。私も子供の頃にそう言われて納得のいかなかった経験があります。本書には「こういう大人の言うことは聞かなくてもいい」とバッサリ（笑）そしてそうだよな〜とスッキリ！ 「勉強というと子供だけのものに思われがちだけどそうではなく一生のものなんだ。それは学びという言葉に置き換えれば分かりやす」という一節にも納得。どうして勉強が必要なのか、子供に説明できない大人はぜひ読んで。2016/03/31
はな
20
なぜ勉強しなくちゃいけないの?と子供から質問されたときどう答えるのがいいのかと悩んだ時に見つけた1冊の第2弾。 7人の有識者がそれぞれの言葉で勉強の意味を説いてくれています。どの人の意見も参考になったけれど、五味さんあさのさんの話がすっと落ちてきた感じ。「素敵な人になるために勉強をする。自分で考える人になる。」と言うものと、宇治原さんの「富士山のように裾野を広げるといろんな人になれる」と言うのが好きな言葉です。2015/03/16
ふぇるけん
15
なぜ勉強しなくちゃいけないのか、その問いにさまざまな人がさまざまな角度から答えている。個人的にはあさのあつこさんと五味太郎さんの回答が刺さりました。五味さんの「何らかのメッセージを伝えるために絵本を利用するやつが多すぎる」というコメントが痛快。あさのあつこさんの回答は勉強というよりも読書のススメのような感じでした。でも全編に流れるメッセージとしては「何かを学ぶことは人生を充実したものにしてくれる」ということでしょうか。2018/04/02
suite
13
こちらの続編もまた幅広い分野から様々な方がなぜ学ぶのか？なぜ学んだ方がよいのか？を綴っていて、楽しくはっとさせられる1冊だった。平田オリザさんの章は、新書で出ている『わかりあえないことから』とつながるもの。2015/11/29
olive
11
なぜ勉強しなくちゃいけないの？の質問に7人の識者が子どもへと大人へとのそれぞれに向けて書いている。五味太郎さんの「勉強人」と「学習人」の話は良かった。皆さん、信念を持ってらっしゃるので言葉に重みがありました。小学生高学年、中高生にも読んでもらいたいな。2020/08/13
