まちづくり:デッドライン―生きる場所を守り抜くための教科書

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まちづくり:デッドライン―生きる場所を守り抜くための教科書

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822274634
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C3052

内容説明

想いを遂げるには「守り方」を知る必要がある。本書は、まちを新しい時代に対応できるカタチにつくり変えるための教科書である。高度成長の時代と同じままの発想では、僕らの大切な場所は廃墟になってしまう。昔の常識とは“真逆”の方法と行動が必要だ。時間の猶予はない。現実を認識し、まちを守るために、今すぐに立ち上がろう。

目次

1 お金とお客は「正直」だ まちの姿にはワケがある
2 まちはなぜ大きくなった?統計の「数字」から遡る
3 まちの「仕組み」をまずは頭に入れよう
4 全てがひっくり返った発想を逆転させよう
5 日本の各地で胎動がそれぞれの「守り方」
6 すぐに実行に移そう変革を導くステップ

著者等紹介

木下斉[キノシタヒトシ]
1982年東京生まれ。一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事、内閣官房地域活性化伝道師。高校時代に全国商店街による共同出資会社の初代社長に就任し、地域活性化につながる事業開発、関連省庁・企業と連携した調査研究事業を立ち上げる。このときの経験から、補助金依存と非成果主義に陥った日本のまちづくりに疑問を持ち、経営手法を用いるまちづくりを志す。現在、全国12都市のまち会社の事業開発を推進し、2009年にエリア・イノベーション・アライアンスを設立

広瀬郁[ヒロセイク]
1973年東京生まれ。建築プロデューサー、株式会社トーンアンドマター代表、NPOピープル・デザイン・インスティテュート理事。建築学を専攻後、外資系経営コンサルティングファーム、不動産企画開発会社に勤務。ホテル「CLASKA」では総合プロデュースを担当。その他、都内・上海で複数の商業施設をプロデュース。独立後は、都市・まち・建築に関わる事業開発と空間デザインの融合を目指し、飲食店、美容サービス店などのプロデュースのほか、上海万博のパビリオンをはじめとする複数の大型商業施設のプロジェクトに参画し企画・事業推進などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本木英朗

19
「まちづくり」に求められるのは適正なマネジメントによって持続可能となる事業活動であり、そのためには特に、まちの中心部に資産を持つ不動産オーナーが「価値」と「対価」の流れ(バリューネットワーク)を時代に即して正当な形にする必要性が説かれている。これは自分の暮らす地域でもまさに該当することで、自分自身もまちづくりへの「関心」から「行動」に踏み出し始めている現在、自分がプレーヤーとしてはどういう役割を果たすべきなのか、についても自ずと答えが浮かび上がってくる。問われるのは覚悟と実践、ということになる。2017/04/01

まなあん

11
経営から考えるまちづくり。商店街が中心の街の活性が主題であろうが、住宅街中心のまちづくりを考える上でも、アイディアが浮かんでくる。人、物、金を誠実に活かさねばまちづくりは成らない。2015/12/15

かずさん

5
地方都市のまちづくりについて。不動産オーナーに着目した、とても実際的な内容でした。大規模投資、大量生産して商品を並べていれば売れる、という成長時代ではない。買い手が売り手を選ぶ、いわば買い手市場の時代。本書で書かれていることは、当たり前の商売の基本のように感じますが、その基本の理解が上手く共有されていない、特に世代間のギャップが障壁になっているケースがあるのかなと感じました。2015/12/20

まさこ

4
シャッター商店街のオーナーさんはそんなに「困ってない」から頭を下げてまでしては貸さず閉めているパターンも多いとのこと。とすれば正論で、信用によってはまちづくりの視点から活用に協力をとりつけられるように思えました。今はストックがあるからこそ小さくリノベで始められる。本書のようにテナントを集められるのも、市民に余裕のあるうちがデッドライン、とも感じました(またこれは余裕分での商売かなとも)。最後にまち会社設立運営の留意などもあり懇切丁寧な本でした。2015/06/09

ぼのまり

4
従来の「まちづくり」は政府、自治体の助成金を前提にするようなところがあったが、著者の提案は民間、ビジネスとしてみるところにある。「場所」が動かないという制約の中で、成果に結びつける秘訣が多く含まれる。まちづくり中の土地を見学などすると、そのプロセスをより理解できるように思う。2013/05/15

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