出版社内容情報
「子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの？」の第２弾。新学習指導要領のメインテーマ「生きる力」について各界の識者が語る。（掲載確定：内田樹、椎名誠、Ｃ・Ｗ・ニコル、乙武洋匡、西原理恵子、高濱正伸、三浦雄一郎）
内容説明
「勉強ができるだけじゃダメ！」「じゃあ、何が必要なの？」「…」答えられない大人のために、７人の識者が語りました。大人気シリーズ第２弾。親子で読んで語り合えるように、子ども用のページと大人用のページに分け、ほとんど同じ内容を、子ども用にはできるだけやさしく、大人用には詳しく書いている。
目次
子ども編（内田樹；乙武洋匡；西原理恵子；Ｃ．Ｗ．ニコル；椎名誠；高濱正伸；三浦雄一郎）
大人編
著者等紹介
おおたとしまさ［オオタトシマサ］
育児・教育ジャーナリスト。リクルートから独立後、数々の育児・教育誌の編集・監修を手がけ、現在は、男性の育児、子育て夫婦のコミュニケーション、中学受験をいい経験にする方法、学校・塾の役割などについて執筆を行う。中高の教員免許、小学校教員の経験、心理カウンセラーの資格もある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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魚京童！
21
船に乗ったら、人間だろうが、猫だろうが、アリだろうが、みんな同じ運命だ。おまえたちは船の一部だ。おまえたちのことではなく、船のことを第一に考えて命令を出す。それが陸軍とは違うのだ2018/12/05
けんとまん１００７
20
生きる力、確かに、いろいろあるし、いろいろあるからいいんだと思う。やはり内田さんのが面白い。生き物として生き延びる力みたいなので、いかにもと思う。それ以外の方は、生き方も含め、それぞれのカラーがでていていい。個人的には、ニコルさん、シーナさんのが沁みる。自分で五感でもって、体験し感じること、我慢することも必要だ。ここのあたりが、今、一番かけていることだと思う。2015/02/26
suite
11
西原さんと高濱さんに心底共感。2016/08/16
なつ
8
『子どもが健全に育つためには自然の力が不可欠』というC.W.NICOLさん。最近の子供達は「自然欠乏症候群」らしいけど大人もそうだよね。そんな中「生きる力」を育む学校が大事だと。彼が生まれたイギリスの小学校では時々森に出掛けて1週間くらい全ての教科を森の中で学ぶ。美術の時間には森の中で手鏡を持ちそこに映った空を描かせる。でもたくさんの木々が枝葉を伸ばしていて空はほとんど見えない。その様子を絵にすると木が交互に枝葉を伸ばしながら光を分け合っている事に気付ける。 こういう授業があるなんて本当に素敵！と思った。2015/07/01
りょうみや
7
内田樹氏の「システムが存在しない場に新たに自力でシステムを作りだす力」「できあいのシステムが壊れても生き延びていける力」という表現は自最近流行りのグローバルエリート的な生きる力の究極という気もするが、極論でもあり既存のシステム上で立ち振る舞う能力も生きるために大事だとも思う。西原理恵子氏の「何度転んでもなんちゃやない」、言い換えると転んでもすぐ起き上がる力が万人に通じる生きる力のシンプルな表現と言えるだろうか。2016/04/19
