医療戦略の本質―価値を向上させる競争

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  • サイズ A5判/ページ数 626p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784822261207
  • NDC分類 498
  • Cコード C3034

目次

第1章 医療の問題点を俯瞰する
第2章 根本的な原因は何か
第3章 改革はなぜ失敗したのか
第4章 医療の価値を向上させる原則
第5章 医療提供者の取るべき戦略
第6章 保険者の取るべき戦略
第7章 医療関連メーカー、消費者、雇用主の取るべき戦略
第8章 医療政策と医療の価値を向上させる競争 政府の取るべき戦略

著者等紹介

ポーター,マイケル・E.[ポーター,マイケルE.][Porter,Michael E.]
ハーバード大学ビショップ・ウィリアム・ローレンス教授。ハーバード・ビジネス・スクールに所属。企業戦略や国際競争など、競争戦略に関する研究の第一人者

テイスバーグ,エリザベス・オルムステッド[テイスバーグ,エリザベスオルムステッド][Teisberg,Elizabeth Olmstead]
ヴァージニア大学ダーデン・ビジネス・スクール准教授。戦略とイノベーションに関する研究のエキスパート

山本雄士[ヤマモトユウジ]
1974年札幌市生まれ。東京大学医学部を卒業後、同附属病院等で循環器内科に従事。2007年にハーバード・ビジネス・スクール修了(MBA)。現在、(独)科学技術振興機構研究開発戦略センターフェロー。慶應義塾大学クリニカルリサーチセンター客員准教授。(株)キャピタルメディカメディカルアドバイザー。ヘルスケア・コミッティー(株)最高医療責任者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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だまし売りNo

6
患者安全のためにはチーム医療が求められる。マイケル・E. ポーター著、エリザベス・オルムステッド テイスバーグ著、山本雄士訳『医療戦略の本質 価値を向上させる競争』(日経BP社、2009年)は「医師の価値を最大化できるのは、フリーエージェントとして行動する個人ではなく、統合型のチームである」と指摘する。2021/03/13

rebeccamycin

1
この治療を実施したらこれだけの報酬を差し上げますよってなっている医療分野だが、実際に患者さんがその治療でどれだけ改善したは評価の対象にならない。ガイドライン通りの治療が是とされているわけだ。発行から随分経過しているけれど未だに新鮮な内容だと感じられる。皆保険やDPCで手立ては打っているけれど明快なブレイクスルーが起きていないってことだよね。2021/03/02

メルセ・ひすい

1
このままいけば患者のニーズと経済情勢が衝突を起こすことは間違いない。医療の大幅な変革が無ければこの問題の深刻さは増すばかりだろう。医療費の増加、医療の質の低さを示すエビデンスの累積、無保険者数の増加などは許容範囲を超えており、これ以上放っておくわけにはいかない・・・ そうだ!2009/10/09

Bon Jin

0
米国の医療の現状と問題に対する解決策がかかれている。解決策である価値に基づく競争は日本にも当てはまる問題と解決策になるのではないかと思った。現行の制度とインフラでは効果的な取り組みは難しいが、データによる質改善は少し出来るかもしれない。2017/02/13

松本陽一

0
医療を「本質的価値」の成果主義で捉えなおそうという主張の本。 結構前に買ったけど、時々読み直したくなる。 総論だけでなく、医療を取り巻く各ステークホルダーごとのとるべき戦略が現状を踏まえて詳しく書かれており、それぞれの観点からインセンティブの構造が見えてくる。 米国医療をベースにした議論だが、むしろアメリカナイズの是非論で議論がされがちな日本でこそ価値があるようにも思える。 自分は個人的観点から「医療の本質的価値」を追求したいと考えているが、その土台となる切り口を網羅してくれているありがたい存在。

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