プレモダン建築巡礼

個数:
電子版価格
¥2,640
  • 電書あり

プレモダン建築巡礼

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月09日 07時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A4判/ページ数 256p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784822256524
  • NDC分類 523.1
  • Cコード C3052

出版社内容情報

戦前に建てられた「プレモダン(モダニズム以前)」の名建築50件をイラスト・写真・文章でリポートします。戦前に建てられた「プレモダン(モダニズム以前)」の名建築50件をイラスト・写真・文章でリポートします。

特別対談:井上章一(国際日本文化研究センター教授)×磯達雄(建築ジャーナリスト)
「隈、妹島はコンドルの上に花開いた」
戦後建築を理解するために知っておくべき明治?終戦の建築家10人

■主な内容
PART1:明治期
富岡製糸場(オーギュスト・バスティアン)/旧済生館本館[現・山形市郷土館](筒井明俊)/旧札幌農学校演武場[現・札幌市時計台](開拓使工業局・安達喜幸)/手宮機関車庫3号(平井晴二郎)/道後温泉本館(坂本又八郎)/京都国立博物館(片山東熊)/旧岩崎久彌邸(ジョサイア・コンドル)/日本銀行本店本館(辰野金吾)/大阪図書館[現・大阪府立中之島図書館](野口孫市)/旧日本郵船小樽支店(佐立七次郎)/旧津島家住宅[現・斜陽館](堀江佐吉)/浜寺公園駅(辰野金吾)/旧東宮御所[現・迎賓館赤坂離宮](片山東熊)/旧松本家住宅(辰野金吾)/日本銀行旧小樽支店(辰野金吾、長野宇平治、岡田信一郎)/網走監獄 五翼放射状平屋舎房(司法省)

PART2:大正期
東京駅丸の内駅舎(辰野金吾)/梅小路機関車庫[現・京都鉄道博物館](鉄道院・渡辺節)/旧秋田商会(秋田寅之助)/函館ハリストス正教会(河村伊蔵)/名和昆虫博物館(武田五一)/旧京都中央電話局西陣分局舎[現・NTT西日本西陣別館](逓信省・岩元禄)/自由学園明日館(フランク・ロイド・ライト)/日本基督教団大阪教会(ウィリアム・メレル・ヴォーリズ)/帝国ホテル(フランク・ロイド・ライト)/旧山邑家住宅[現・ヨドコウ迎賓館](フランク・ロイド・ライト)/下関電信局電話課[現・田中絹代ぶんか館](逓信省)/大宜味村役場(清村勉)

PART3:昭和期
一橋大学兼松講堂(伊東忠太)/聴竹居(藤井厚二)/イタリア大使館別荘(アントニン・レーモンド)/甲子園ホテル[現・武庫川女子大学甲子園会館](遠藤新)/綿業会館(渡辺建築事務所/渡辺節、村野藤吾)/東京中央郵便局(逓信省/吉田鉄郎)/横浜市大倉山記念館(長野宇平治)/大阪ガスビルディング(安井武雄建築事務所)/大丸心斎橋店本館(ウィリアム・メレル・ヴォーリズ)/日本橋高島屋(高橋貞太郎、村野藤吾)/旧日向別邸(渡辺仁、ブルーノ・タウト)/築地本願寺(伊東忠太)/軽井沢聖パウロカトリック教会(アントニン・レーモンド)/万平ホテル(久米権九郎)/黒部川第二発電所(山口文象)/国会議事堂(大蔵省臨時議院建築局)/宇部市渡辺翁記念会館(村野藤吾)/旧東帝室博物館本館[現・東京国立博物館本館](渡辺仁、宮内省内匠寮)/原邦造邸[現・原美術館](渡辺仁)/東京女子大学礼拝堂・講堂(アントニン・レーモンド)/橿原神宮前駅(村野藤吾)/前川國男邸(前川國男)

はじめに

特別対談|Dialogue― 井上章一氏×磯達雄氏 | 隈、妹島はコンドルの上に花開いた

1.明治期1868-1912

01 富岡製糸場|1872| オーギュスト・バスティアン
壁と柱のハイブリッド
02 旧済生館本館[現・山形市郷土館]|1878| 筒井明俊
革命時代の純粋幾何学
03 旧札幌農学校演武場[現・札幌市時計台]|1878| 安達喜幸[開拓使工業局]―寄り道
当時最先端のハイブリッド
04 手宮機関車庫3号|1885| 平井晴二郎
形態は軌道に従う
05 道後温泉本館|1894| 坂本又八郎
「小説」としての建築
06 京都国立博物館|1895| 片山東熊
向かい合う設計と施工の神
07 旧岩崎久彌邸|1896| ジョサイア・コンドル
紅茶の国から来たオタク
08 日本銀行本店本館|1896| 辰野金吾
鏡の国の建築家
09 大阪図書館[現・大阪府立中之島図書館]|1904| 野口孫市―寄り道
八角ホールで「八哲」を探せ
10 旧日本郵船小樽支店|1906| 佐立七次郎―寄り道
出世競争に距離を置くおおらかさ?
11 旧津島家住宅[現・斜陽館]|1907| 堀江佐吉
トカトントンの響き
12 浜寺公園駅|1907| 辰野金吾―寄り道
高架化を生き抜く塗り絵模様
13 旧東宮御所[現・迎賓館赤坂離宮]|1909| 片山東熊
左右対称による近代化
14 旧松本家住宅|1910| 辰野金吾―寄り道
辰野金吾のカエル食堂
15 日本銀行旧小樽支店|1912| 辰野金吾、長野宇平治、岡田信一郎―寄り道
派手好き辰野の抑えた外観
16 網走監獄 五翼放射状平屋舎房|1912| 司法省
内部に広がる外部

2.大正期1912-1926

17 東京駅丸の内駅舎|1914| 辰野金吾
国技としての建築様式
18 梅小路機関車庫[現・京都鉄道博物館]|1914| 鉄道院[渡辺節]―寄り道
これぞ扇形車庫、これぞモダン!
19 旧秋田商会|1915| 秋田寅之助―寄り道
素人発想ゆえのインスタ映え?
20 函館ハリストス正教会|1916| 河村伊蔵
イコンとしての建築
21 名和昆虫博物館|1919| 武田五一―寄り道
築100年、今も変わらずの奇跡
22 旧京都中央電話局西陣分局舎[現・NTT西日本西陣別館]|1921| 逓信省[ 岩元禄]
夭折の建築デザイン
23 自由学園明日館|1921| フランク・ロイド・ライト―寄り道
ターミナル駅から5 分の豊饒空間
24 日本基督教団大阪教会|1922| ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
ミッションとしての建築
25 帝国ホテル|1923| フランク・ロイド・ライト
3次元の浮世絵
26 旧山邑家住宅[現・ヨドコウ迎賓館]|1924| フランク・ロイド・ライト―寄り道
妥協なき細部に何を思うか
27 下関電信局電話課[現・田中絹代ぶんか館]|1924| 逓信省―寄り道
様式のようでアンチ・様式
28 大宜味村役場|1925| 清村勉―寄り道
長生き村の長寿コンクリート建築

3.昭和期1926-1942

29 一橋大学兼松講堂|1927| 伊東忠太
怪獣たちのいるところ
30 聴竹居|1928| 藤井厚二
モダン住宅と着物美人
31 イタリア大使館別荘|1928| アントニン・レーモンド―寄り道
レーモンドの繊細さに酔う
32 甲子園ホテル[現・武庫川女子大学甲子園会館]|1930| 遠藤新
シンボリックな環境装置
33 綿業会館|1931| 渡辺建築事務所[渡辺節、村野藤吾]
様式の松花堂弁当
34 東京中央郵便局|1931| 逓信省[吉田鉄郎]―寄り道
辛くも残った東京駅との対比
35 横浜市大倉山記念館|1932| 長野宇平治―寄り道
「世界で唯一」でも成功なの?
36 大阪ガスビルディング|1933| 安井武雄建築事務所
合理的なる流線形
37 大丸心斎橋店本館|1933| ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
流行をつくり流行を超える
38 日本橋?島屋|1933| 高橋貞太郎、村野藤吾[増築部]―寄り道
増築部を含め百貨店初の重文
39 旧日向別邸|1934,36| 渡辺仁、ブルーノ・タウト
地下にある別世界
40 築地本願寺|1934| 伊東忠太―寄り道
動物入れたさのインド風?
41 軽井沢聖パウロカトリック教会|1935| アントニン・レーモンド―寄り道
さすがのレーモンド流木造
42 万平ホテル|1936| 久米権九郎
ベランダに床の間
43 黒部川第二発電所|1936| 山口文象
機械のための住まい
44 国会議事堂|1936| 大蔵省臨時議院建築局
屋根のピラミッド
45 宇部市渡辺翁記念会館|1937| 村野藤吾
絵に描かれた革命
46 旧東帝室博物館本館[現・東京国立博物館本館]|1937| 渡辺仁、宮内省内匠寮[実施設計]―寄り道
瓦屋根をまとうモダニズム
47 原邦造邸[現・原美術館]|1938| 渡辺仁
思想を超えるスタイル
48 東京女子大学礼拝堂・講堂|1938| アントニン・レーモンド
日本化するモダニズム
49 橿原神宮前駅|1940| 村野藤吾―寄り道
木造に見せない村野の抵抗?
50 前川國男邸|1942| 前川國男
家の中の公共空間

あとがき
記事掲載号/取材時期
著者プロフィル

磯達 雄[イソ タツオ]
著・文・その他

宮沢 洋[ミヤザワ ヒロシ]
イラスト

日経アーキテクチュア[ニッケイアーキテクチュア]
編集

内容説明

明治・大正・昭和(戦前)の名建築50。

目次

特別対談―井上章一氏×磯達雄氏 隈、妹島はコンドルの上に花開いた
1 明治期(1868‐1912)(富岡製糸場(1872)オーギュスト・バスティアン―壁と柱のハイブリッド
旧済生館本館(現・山形市郷土館)(1878)筒井明俊―革命時代の純粋幾何学
旧札幌農学校演武場(現・札幌市時計台)(1878)安達喜幸(開拓使工業局)寄り道―当時最先端のハイブリッド ほか)
2 大正期(1912‐1926)(東京駅丸の内駅舎(1914)辰野金吾―国技としての建築様式
梅小路機関車庫(現・京都鉄道博物館)(1914)鉄道院(渡辺節)寄り道―これぞ扇形車庫、これぞモダン!
旧秋田商会(1915)秋田寅之助寄り道―素人発想ゆえのインスタ映え? ほか)
3 昭和期(1926‐1942)(一橋大学兼松講堂(1927)伊東忠太―怪獣たちのいるところ
聴竹居(1928)藤井厚二―モダン住宅と着物美人
イタリア大使館別荘(1928)アントニン・レーモンド寄り道―レーモンドの繊細さに酔う ほか)

著者等紹介

磯達雄[イソタツオ]
1963年埼玉県生まれ。88年名古屋大学工学部建築学科卒業。88‐99年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。02年から編集事務所・フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師

宮沢洋[ミヤザワヒロシ]
1967年東京生まれ、千葉県育ち。90年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、日経BP社入社。文系なのになぜか『日経アーキテクチュア』編集部に配属。以来、建築一筋(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コーデ21

11
対談・イラスト、そして写真も多彩な建築説明とすべて見やすく読みやすい内容! 建築散歩の案内ガイドとしては最高に楽しい一冊でした。ただし、あまりに内容が濃すぎて図書館返却期限までに完読するのは大変(>_<) なので既に行った所&気になる建物だけをつまみ読み♪ 何度も行ったことのある建物も「え?そんな窓や階段あったっけな~?」と見落とし部分が多くてビックリ。イラスト宮沢氏の「こだわり」ぶりは今後の建築散歩の参考にさせていただきます^^ 建築巡礼シリーズ、残るは「ポストモダン編」楽しみ~♪2020/06/11

ばななうゆ

9
建築の日本展のショップでイラストが気に入り購入。その時、全ページの写真とイラストは見たのだが文章はほとんど読んでいなかった。今回文も読むことで明治以降の建築史が少し分かってきた。建築好きな方のイラストと文章だから楽しめたし、より興味もわいてきた。ポストモダン編も楽しみ。2020/02/10

hitotak

7
明治から戦前に建てられた全国各地の洋風建築について、文章と写真、詳細なイラストで解説している。どれも観光名所になっているような有名建築が紹介されていて、実際に見たことがある建物もいくつも載っているが、ただ行っただけでは分からない隠れた見どころ、建築家のこだわりの意匠などが紹介されていて、もっとじっくり見ておけばよかったなと思ってしまう。それにしても戦前の名建築は旧岩崎邸や迎賓館、国会議事堂など壮麗豪奢な建物が多い。富の集積は文化芸術の発展には欠かせないことがよく分かる。2020/02/02

ざっくば

5
明治~戦前の国内建築を写真とイラストで解説。いや~面白かった!前川國男邸とか見に行きたくなりますもん。ただの人ん家なのに(ただの、なんて言うと怒られちゃうけど)!網走監獄からショッピングモールの空間に思いを馳せ、日銀本店の「見えそうで見えない感」から伊勢神宮を導きだす。東博では正面階段もさることながら脇階段にスポットを当てる。この本における建物への眼差し、刺激を受けた一冊でした。2019/01/28

あつもり

3
建築巡礼シリーズもこれで一通り読了。冒頭の井上章一さんと磯さんの対談の中で、井上さんはこの時期の日本の建築について、「世界史的にはあまり意味がない」と手厳しいですが、磯さんは「日本の建物はフェイクでしかないかもしれ」ないが「それはそれで味わいがある」と擁護されています。個人的にも、このシリーズのなかで、本書の時代の建物が一番好きです。訪れたい建物だらけでしたが、特に村野藤吾による1937年の宇部市渡辺翁記念会館にはその先進性に驚きました。2022/01/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12778385
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。