内容説明
金融危機時の中央銀行の役割を明らかにした19世紀の傑作。1873年初版。ロンドンの金融街の構造を詳細に分析した金融史の古典。我々が直面している現下の経済問題を解くための必読書。
目次
序章
ロンバード街の概観
ロンバード街が成立した経緯、および現在の形態に至った理由
金融市場における大蔵大臣の地位
ロンバード街における貨幣価値の決まり方
ロンバード街の活動が何度も大きく停滞する一方、ときおり極端に活性化するのはなぜか
イングランド銀行が、適切な銀行支払い準備の保有とその効果的管理という責務を、どのように果たしてきたかに関する詳細な解説
イングランド銀行の管理体制
株式銀行
個人銀行
手形仲買業者
イングランド銀行が保有すべき銀行支払い準備額を調整する原則
結論
著者等紹介
バジョット,ウォルター[バジョット,ウォルター][Bagehot,Walter]
1826~1877。イギリスのジャーナリスト・経済学者・思想家。サマセット州ラングポートの銀行家の息子として生まれ、ロンドン大学のユニバーシティ・カレッジを卒業。家業の銀行業に従事しながら、エドマンド・バークの影響を受け、保守主義者として幅広い評論活動を行った。58年、エコノミストの創設者、ジェームズ・ウィルソンの長女と結婚。二年後、急死したウィルソンの後を継いでエコノミストの経営者に。三五歳から五一歳で死去するまで編集長を務めた
久保恵美子[クボエミコ]
翻訳家。東京大学経済学部卒業。ノンフィクションの翻訳を主に手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パラ野
mkt
okadaisuk8
メルセ・ひすい
Kazuya Nakagawa