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脱線FRB

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822247775
  • NDC分類 338.9
  • Cコード C2033

内容説明

危機の原因をめぐる両者の論争を竹森俊平慶応義塾大学教授が解説。

目次

第1章 金融危機はなぜ発生したのか(緩すぎた金融政策;住宅ブームは回避できた;世界的な貯蓄過剰という反論;他国の金融政策の影響;サブプライム・ローン問題との関連性;証券化による事態の複雑化)
第2章 金融危機はなぜ長引いたのか(原因は流動性かカウンターパーティ・リスクか)
第3章 金融危機はなぜ発生後一年以上も経ってから悪化したのか(イベント分析の結果;適用基準の予測可能性)
第4章 危機前の二〇年間に機能したのはどのような政策か(ミッション・インポッシブル;八年危機の終息)
第5章 ブラック・スワンはなぜ二〇〇七年八月に降り立ったのか(病気の徴候;考えられる診断;診断ツールとしてのLIBOR-OISスプレッド;カウンターパーティー・リスクの測定と診断)

著者等紹介

テイラー,ジョン・B.[テイラー,ジョンB.][Taylor,John B.]
スタンフォード大学フーバー研究所主席研究員、同大学経済学部教授。専門は金融および国際経済。1970~80年代に開発した金融政策の実証的評価方法の研究から、金融政策運営の指針となるテイラー・ルールを導出。1976‐77年、大統領経済諮問委員会(CEA)上級経済顧問、89‐91年、ジョージ・H・W・ブッシュ政権でCEA委員。2001‐05年、国際問題担当財務次官を務め、日本の巨額の為替介入にもコミットした

竹森俊平[タケモリシュンペイ]
慶応義塾大学経済学部教授

村井章子[ムライアキコ]
翻訳者。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chiro

1
2008年のリーマンショックの原因がFRBが過剰流動性の維持に動いたことちあるとし、実はカウンターパーティリスクにあった事を直近の金利とテイラールールから算出した金利の乖離によって説明するなど幾つかのデータをもとに示している。著書の主張は今では首肯しうるものとされているが、一方でサマーズが主張する日本発信の長期停滞論についても賛否両論があり状況を変えうる施策は未だに打てていない。結果の検証から解決に導く理論は難しい。2019/10/19

いわたん

1
解説で竹森さんも書いていたが、流動性のリスクとカウンターパーティリスクをそんなにはっきりわけられるのだろうか?2012/04/11

レフ

1
http://d.hatena.ne.jp/perfectspell/20110131/p12011/02/01

キミ兄

0
テイラールールをj軸に金融当局の不作為を指摘。グリーンスパンと論争にもなった一連の論文。欧州各国の末路の予言が怖い。☆☆☆☆☆。2011/11/01

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