内容説明
怯むな。日本の「希望」を探すために、根本から考えよう。危機は新しい時代の夜明けを告げる。
目次
第1部 バブルと金融資本主義の「原罪」(持ち家政策が人間を猛獣化した―建築家・隈研吾氏と「バブル」と「公共投資」について議論する;究極のロビイスト、ゴールドマン・サックスの罪―神谷秀樹氏と「強欲」資本主義の終焉と金融の「質」についえて議論する)
第2部 グローバル危機と地方経済(変わるべきは中国とアメリカ。日本は今のままでいい―黒田東彦・アジア開発銀行総裁と「中国・アジアの将来」を議論する;万策尽きた日本は、こうして浮上した―溝口善兵衛・島根県知事(元財務官)と「国際金融と地方経済」について議論する)
第3部 産業の視点―自動車から医療へ?!(「車がダメなら次は医療」の間違い―河北博文・河北総合病院理事長と「日本の医療のこれから」を探る;“トヨタ型ものづくり”復活の日―藤本隆宏・東大教授と「自動車産業の今後」を議論する)
第4部 日本の弱点、それは政治(「議院官僚内閣制」は変えられるか―ジェラルド・カーティス氏と「日本政治」を議論する)
第5部 世界金融システム再生への道(フランク・ナイトとアニマル・スピリットの復権―中原伸之氏と「新自由主義と資本主義の今後」を議論する;「竹中氏は、やはり日本経済の恩人である。」―竹中平蔵氏に「失われた一〇年」の真実と「不良債権処理」の極意について聞く)
著者等紹介
竹森俊平[タケモリシュンペイ]
慶應義塾大学経済学部教授。1956年生まれ。86年同大学院経済学研究科修了。同年同大学経済学部助手。89年ロチェスター大学で経済学博士号取得。著書に『経済論戦は甦る』(第4回読売・吉野作造賞受賞作)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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