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アメリカの地下経済―ギャング・聖職者・警察官が活躍する非合法の世界

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  • サイズ B6判/ページ数 455p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822247508
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0097

出版社内容情報

「ヤバイ経済学」で注目された犯罪社会学者の力作。シカゴの貧困地帯に入り込み、ギャング、売春婦、車泥棒、クスリの売人らが構成するネットワーク経済を明らかにする。

内容説明

ギャングも売春婦も聖職者も「共存」する非合法の世界。異色の社会学者ヴェンカテッシュが潜入調査で明らかにした闇のビジネスの実態とは―。

目次

プロローグ
第1章 地下経済に生きる
第2章 家庭生活
第3章 事業者
第4章 ストリートハスラー
第5章 聖職者
第6章 わが街のギャング
第7章 裏社会が変わるとき

著者等紹介

ヴェンカテッシュ,スディール・アラディ[ヴェンカテッシュ,スディールアラディ][Venkatesh,Sudhir Alladi]
コロンビア大学教授。社会学者。ベストセラーのスティーヴン・レヴィット他著『ヤバい経済学』でシカゴのギャングの懐に飛び込んだ異色の学者として描かれた

桃井緑美子[モモイルミコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yooou

4
☆☆☆★★ 少し考えれば当然のことなんだけど社会の底辺での暮らしは高い創意工夫と臨機応変さそして協力する力が必要で、そこから抜け出せないのは構造上の問題だったりする訳で、想像力のない人たちの差別が足枷となっていたりすることがじわじわと理解できる本でした2014/07/16

in medio tutissimus ibis.

3
人種差別の歴史があり経済的な上昇機運にも乗れなかった黒人の地区が、行政に期待はできないが反目したい訳ではないがなり替わる力もない中で、非合法な経済活動と住民ネットワークによって階層上昇のチャンスを対価に致命的な破産のリスクを回避して生きていたら、企業化し勢力を拡大したギャングがその図体を保つため合法非合法の経済活動に浸食してきてさあ大変な話。登場人物全員がしがらみの中で自力救済のために動いた結果、ゼロサムゲームめいて全員不幸になっていくのは、『国家はなぜ衰退するのか』と『スタンドバイ・ミー』を思い出す。2023/12/07

南禅寺の小僧

1
ゲットーで生きることの皮膚感覚が分かる。2013/09/30

ロコロコ

1
(☆☆☆☆)こういったゲットー問題について上から目線の問題提起ではなく、切実な生活をちゃんと描いているものを読みたくて手にとった。個人的には予想以上に丁寧で、(日本では手に入らない物が多いものの)参考文献も多く、とても参考になった。同じことを繰り返し書いてる所も多いけれど、それはそれだけ一つの事柄がもう一つと密接に繋がっている、ということであり、生きて行かなければならないために、抜けださせない沼の深さを物語っている……と思う。2013/01/17

くさてる

1
題名のままの内容ながら、けして派手な物でなく、むしろ貧しい地域の人々がいかに連帯して繋がり、そこの経済を回しているかが分かるルポ。たくましくはあるけれど、その抜け出せなさがどこまでも重い。2010/06/06

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