おしゃれなエコが世界を救う―女社長のフェアトレード奮闘記

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822246709
  • NDC分類 673
  • Cコード C0095

内容説明

バブル全盛期に来日。言葉もわからない東京での生活。浮かれる日本人に違和感をおぼえたイギリス人女性が、環境問題、貧困問題、人権問題と闘うために「フェアトレード」ビジネスを東京で創業。インド、バングラデシュ、ネパール、ペルー、ケニアなど15ヶ国の生産者と提携し、世界から注目を集めるファッション・ブランドに成長させる。おしゃれな社会起業家の半生とビジネスのノンフィクション。

目次

第1章 「ヘンなことをいう、ヘンな外国人」―ロンドンからバブル全盛の東京へ
第2章 自分で稼ぐ!―ティーンのころから磨いたビジネスセンス
第3章 日本からフェアトレード・ブランドを発信する―公私入りまじる、てんやわんやの起業
第4章 利益よりも人を優先しよう―「アンフェア」はもういらない
第5章 世界へ飛躍する―人が支えるフェアトレード・ビジネス
第6章 おしゃれにエコライフを楽しむ―毎日の暮らしから結婚・出産まで
第7章 社会企業家にできること―世界を救うのは、あなた

著者等紹介

ミニー,サフィア[ミニー,サフィア][Minney,Safia]
イギリス出身。ロンドンで出版とマーケティングの仕事に携わる一方、人権や環境保護のNGO活動に参加。90年に夫と共に来日。91年、環境問題と貧困問題についての情報発信を目的としたNGO「グローバル・ヴィレッジ」を創設。93年からフェアトレードの普及を目指して商品の開発と輸入販売を開始し、95年にフェアトレード事業部門を法人化して「フェアトレードカンパニー株式会社」(ブランド名:ピープル・ツリー)を設立。現在も双方の組織の代表を務める。2001年にはロンドンに「PeopleTree Limited」を設立。日本とイギリスを往復して業務の指揮をとりつつ、インドやバングラデシュなど各地の生産者を訪れて商品開発や地域発展プロジェクトを支援する多忙な日々を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みつりんご

23
「安かったから」と言う理由で買った数百円のパジャマがわりのTシャツ、それは日本以外の安い労働力で作られたもの。そこまでは想像出来る。貧困国に工場を建て就業の場を作ることは決して貧困国の人達を豊かにしていなかった。信じがたい程の賃金、長い労働時間、仕事を得ても幸せとは程遠い。著者のサフィアミニーさんは夫の仕事で来日しセレブの生活を出来る環境にあったにもかかわらずフェアトレードの事業を立ち上げる。読後は誰でもピープルツリーのHPをのぞくでしょう。買い物の意味を考える事が出来る一冊とも言えそうです。2015/04/15

はるき

21
 「持続可能な社会を目指す」社会実業家というお堅いイメージを払拭するエネルギッシュでスタイリッシュな方でした。現実に立ち向かう勇ましさと理不尽に憤る優しさを両立していてカッコいい。2020/08/05

mochi

11
フェアトレードで有名なPeople Tree創業者の半生。 パワフルでバイタリティに溢れている。 まだフェアトレードという言葉が日本で知られていないころに会社を作り、知り合いも少なく、自宅をオフィスにして奮闘。この本が書かれたのは2008年で、当時よりは人々の意識は高まっている一方で、まだまだ生産者たちの労働環境は改善されていない部分も多いと思われる。私自身はPeople Treeの衣類やアクセサリーを買ったことがあるが、これからもエシカル消費の面から応援していきたいと思う。2021/07/03

はるこっこ

8
フェアトレードという言葉は知っていたけれど、10代で、それを一生の仕事にしようという情熱をもっていたとは、本当に頭がさがります。●それから20年近く経っても、やっとオーガニックコットンが少しずつ流通し始めたくらいでしょうか。時間も手間もかかる事業だと思いますが、微力ながら応援していきたい。●オーガニックなら何でもいいわけでもないだろうけど、私も、「お金を使うことは投票するのと同じこと。」という気持ちを持ちたいと思いました。2019/12/02

K K

5
映画『トゥルーコスト』を見てサフィアミニーに惚れ込み読了。素晴らしい女性ですね。 彼女のソーシャル活動が日本で身を結んでいると思うと嬉しい。社会を批判する暇があったら変化は自分から。小さな身体にたくさんのエネルギーと愛が詰まった彼女はまさにちりも積もればを体現された方。 身を削って実現されてきた究極のエコビジネス。 私と同じベジタリアンと聞き嬉しい。 最後のガンジーの言葉が胸を打つ。 Be the change you want to see. 世界に変化を求めるならまず自分がその変化になりなさい2017/09/20

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