科学者として生き残る方法

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822246693
  • NDC分類 407
  • Cコード C3040

出版社内容情報

科学者としてどのように自分のキャリアを築くかを若い科学者と老練な科学者の二人が指南。さまざまな研究段階で役立つアドバイスを時にユーモアを交えた軽妙な文章で語る。

内容説明

研究室の選び方、ポスドクの過ごし方、論文をどの雑誌に発表すべきか、学会での発表の仕方。研究者としてのキャリアを切り開くための道筋を気鋭の研究者と老練な学者のコンビが詳細にガイドする。

目次

第1章 基本的な選択
第2章 基本戦略と行動
第3章 科学というゲーム
第4章 名声を獲得して、利用する
第5章 自分の科学研究をどう伝えるか
第6章 教訓物語
第7章 エンヴォイ:終わりに

著者等紹介

ロージ,フェデリコ[ロージ,フェデリコ][Rosei,Federico]
1972年ローマ生まれ、ローマ大学ラ・サピエンツァ校で1996年に物理学で学士号、2001年に博士号を取得。その後、2000年から2002年まで、ポスドク研究員ならびにマリー・キュリーフェローとして、オルフス大学(デンマーク)に勤務。2002年に、ケベック大学ヴァレンヌ校国立科学研究所(INRS)、エネルギー・材料・テレコミュニケーション学部に助手として赴任。2年後に、正規雇用の准教授となる(2004年6月~)。2003年10月から、カナダ・リサーチチェアのナノ構造有機・無機材料分野の教授職を務める

ジョンストン,テューダー[ジョンストン,テューダー][Johnston,Tudor]
1932年モントリオール生まれ。1953年にマギル大学の工業物理学科を卒業し、1958年にケンブリッジ大学で工学博士号を取得。モントリオールのRCA研究所でプラズマ理論研究で10年間を過ごし、その後、米国テキサス州のヒューストン大学に短期間在職後、モントリオールのケベック大学ヴァレンヌ校国立科学研究所(INRS)、エネルギー・材料・テレコミュニケーション学部に移った

高橋さきの[タカハシサキノ]
1957年、東京生まれ。東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。以降、知的財産権の現場で翻訳に従事しつつ、科学技術関連の著作の翻訳や評論活動に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

牛タン

2
内容:科学者として科学というゲームをプレイするためには、「汝、おのれを知れ」(なぜ科学者になりたいか、どんな科学者になりたいかはっきりさせておく)、「汝、基本スキルを身につけよ」(論文を載せるため、フェローシップやポストの獲得のためのテクニック的な事柄)、「汝の隣人を知れ」(周りの科学者に対する振る舞い方)という3つの基本法則を守ることが大事。 感想:なんとなく研究者を目指すためにどう振る舞えばよいかイメージが湧いた点がよかった。研究室選択あるいは院試出願の前あたりに読むのがベストだろうか。2016/08/29

Tsukasa Fukunaga

2
「研究者として成功を収めつつある1世代上の研究者が、飲み会の時に語ってくる内容」をまとめた本に近い気がする。そういう意味で、必ずしも新しい内容が含まれているわけではなかった。とはいえ、まぁ中々文章としてまとめられているものではないし、この手の話を全く知らない同世代の人もいるので、一読して損は無いかなと思います。2014/12/18

青鼠狼

2
科学の世界を生き抜くためには3つの法則、「汝、おのれを知れ」、「汝、基本スキルを身につけよ」、「汝の隣人を知れ」を遵守することが必要だという。これらを実践するために、3つの法則を常に意識し、時々この本を読み返してみようと思う。2010/01/14

R

1
科学者は、自分の科学的な興味にのみ目を向けてしまいがちだが、自分自身やキャリアにも興味を持ち、戦略的に行動することが大切である。研究に必要なスキルは、先天的なものではなく、そのほとんどが意識的に行動することによって身につけられるものであると書かれているのは励まされる。研究をしているだけでは得られない、指導教員以外にも助言者を見つけるなど有用なアドバイスも多数あった。2023/08/27

みー

1
超良本。研究者になりたい人に是非読んで欲しい。thanksgiving中に読みました。どんどん研究生活が進む前に、研究生活でどう生きていくかを知りたくて、この本が読みたくて仕方がなかったけれどやっと読めました。若いうちにこの素晴らしい本と出会えてよかった。 私は特にヨーロッパの事情は知らないので勉強になりました。北米の話はとても合っていますので、北米で研究生活を送りたい方には特に参考になると思います。 最後に、訳がとても素晴らしいです。訳本ということを忘れるくらいとても自然な日本語です。2014/11/30

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