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市場リスク 暴落は必然か

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  • サイズ B6判/ページ数 447p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822246679
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ブラックマンデーやロシア通貨危機によるLTCM破綻にも関与した著者が、サブプライム問題が表面化する直前にその深刻さを「予言」したとされる一冊。

内容説明

頻繁に市場を襲うようになった金融危機の原因は何か。ウォール街のリスク専門家が体験を交えて赤裸々に描写。

目次

はじめに―市場リスクのパラドックス
一九八七年の悪魔
町の新しい保安官
ソロモンはどのようにサイコロを振って、負けたのか
彼らはソロモンを買い、そして潰した
ロングターム・キャピタル・マネジメント―奈落へと続くレバレッジ・サイクル
巨大金融グループ
複雑性、密結合、ノーマル・アクシデント
ヘッジファンド―勇敢なる新世界
ゴキブリとヘッジファンド
ヘッジファンドの実在性
暴落は必然か

著者等紹介

ブックステーバー,リチャード[ブックステーバー,リチャード][Bookstaber,Richard]
モルガン・スタンレーで計量分析、自己売買トレーダーを経て、同社初の市場リスク・マネジメント担当ディレクターに就任。1994年、ソロモン・ブラザーズに移籍、リスク・マネジメントを担当。97年、ソロモンがトラベラーズに買収され、トラベラーズがシティバンクと合併してシティグループが誕生。その間、ソロモン・スミス・バーニーのリスク・マネジメント責任者。その後、ムーア・キャピタル・マネジメント、ジフ・ブラザーズを経て、現在はフロントポイント・パートナーズでマーケット・ニュートラル型株式ヘッジファンドの運用を担当。オプション理論やリスク・マネジメントに関する多数の著作・論文があり、証券アナリスト協会のグレアム・アンド・ドッド・スクロール、証券計量分析研究会のロジャー・F・マレー賞などを受賞。MITで経済学博士号を取得

遠藤真美[エンドウマサミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

82
金融のリスクについての理論書ではなく、歴史とそのエピソードなどが満載の本でした。かなり昔からの例などが書かれていて読み物として面白いのではないかと思われます。理論や数式は参考文献にまかせてこのような分野の本では珍しくさらっと読み通せるのではないかと思われます。2016/04/22

岡本正行

22
専門家が専門用語を駆使して、株式や債券の実態をリアルに説明する。専門家でない人間にとっては、ほんの少し株式投資しているぐらいの経験や知識では、到底、理解は進まない。そうして時間が過ぎた。読み終えたとはいえ、解らぬことが多い。それでも随所になるほどそういうことかと納得する記述が多々ある。今後の勉強だ。株式投資、どんな銘柄を買い、いつ買うかいつ売るか、あるいは買う場合に、なにをもって買うか、チャート、実績、数学的予測など方法は、いろいろである。これも勉強、なにが正しいか自分で考えるしかない。それでいいのだ。2023/10/06

山のトンネル

6
★4。BOで220円で売られていた。リーマンショックが起きる前に書かれており、当時に書かれた書物の中で先見の明があったといえる。今読んでも金融関連の書物の中でも読み応えがある。主張はシンプル。2022/12/20

らっこ

3
前半はブラックマンデーなどを経験した著者の話が載っており、非常に燃えます。様々な手法を駆使して利益を出そうとする姿勢が、下手なドラマ見るより面白いですね。こういうプロ集団を相手にしてるんだから、素人が出し抜こうとするのが無理な話だよなとも。後半は発展しているはずの金融の安全性が高まらないのはなぜかという分析。流動性やレバレッジが高まり過ぎたという結論も、わりと納得しやすくはあるな~。2015/05/08

ahahaFx

2
とても面白かった♪ とてもザックリ言うと、単純化した方が、未知のリスクが顕在化したときの影響が少なく、結果、市場の生存能力が高くなる、といった内容。2015/07/13

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