不確実性のマネジメント―新薬創出のR&Dの「解」

不確実性のマネジメント―新薬創出のR&Dの「解」

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  • サイズ A5判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822245412
  • NDC分類 499.1
  • Cコード C2034

内容説明

高度な不確実性を有するハイテク製品の開発、ビジネスに関心をもつすべての読者のために。武田薬品の強さの秘密がわかり、自動車、ソフトウェアの「イノベーション研究史」も詳説。

目次

第1章 医薬品開発は「一攫千金」のビジネスか?(医薬品開発の一般的なイメージ;新薬とは何か?:本書の分析対象;医薬品開発の特徴とは?;研究開発プロセスの実際;まとめと本書の構成)
第2章 画期的新薬はどのように開発されるのか?(二つの新薬開発物語;新薬開発の成功要因を探る;探索段階のマネジメント可能性;「ゴミ箱モデル」が当てはまる探索段階)
第3章 医薬品開発における競争優位の源泉は何か?(「go or no‐goの判断」能力と競争優位;製薬企業の「go or no‐goの判断」能力を比べる;「プロトコル・デザイン」能力と競争優位;組織能力の構築プロセス)
第4章 優れた製品開発マネジメントの産業間比較(成功する製品開発マネジメントとは;「成功要因」の考え方・測り方;製品・産業により成功パターンは違うのか?;医薬品開発の特殊性を産業間比較から分析する)
終章 研究開発戦略と企業戦略(本書で何を議論してきたのか;企業戦略への示唆―研究開発戦略を超えて)

著者等紹介

桑嶋健一[クワシマケンイチ]
筑波大学大学院ビジネス科学研究科助教授。専門は経営学・研究開発マネジメント。1971年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。東京大学大学院経済学研究科助手を経て現職。東京大学ものづくり経営研究センター特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

41
現場レベルからのこのような本が出ればもっと良いのにと思いました。2014/05/11

nrk_baby

4
教科書2015/01/04

Yusuke Yasuoka

2
レポート用。前半の内容は創薬ビジネスに絞った話だが後半はイノベーション研究の歴史がメインで、様々な切り口からの分析に触れられるので面白い本。2014/01/03

森羅カンパニー

2
新薬創出をテーマとし、「不確実性」のマネジメントを解説した珍しい本。ビジネスにはギャンブル的要素があるけども、新薬ビジネスはそれが顕著で、新薬開発に成功し、事実上標準になるとその製薬会社に長期間に渡って莫大な利益をもたらす反面、製薬には莫大な期間と予算を必要とする。期間的には10年以上、予算的には数百億以上、もたらす利益は数千億以上、もはや雲を掴むようなレベルのビジネスモデルに対し、著者はマネジメントは存在すると主張し、解説している。極端な事例をテーマにしているので、何か新しい発見があるかもしれない。2012/06/03

Hirotaka Nishimiya

1
製薬×製品開発ということで両方の意味で勉強になりそうだと思い。しかし探索段階は運でしかない、その後もGo/NoGoの判断がキモと製薬の研究開発は思った以上に特殊性が強い(強かった)。製薬のプロダクトマネジャーのポジションがマーケ寄りであることにも個人的に合点がいったので良かった。 一方経営学本としてはこんなもんでいいの?というレベルの洞察しかなく面白味に欠ける内容ではある…。2016/12/10

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