中国の蝉は何と鳴く?―言葉の先生、北京へゆく

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822244231
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0095

内容説明

擬音語学者・山口仲美先生の痛快にしてちょっと知的な中国滞在記。漫画の「シーン」の“音”に中国人は呆然。「老婆」は愛の呼称と知って日本人は唖然。

目次

1 日中の言葉を訪ねて(「老婆」は愛の言葉;中国の蝉は何と鳴く? ほか)
2 日常会話の愉しみ(言い間違いの妙;「鼻水」に助けられ ほか)
3 中国人が日本古典を読めば(思わぬ反応;情交はあったのか? ほか)
4 駆け引きの国にて(無言の世界;値引きの術 ほか)
5 人々の想いにふれる(浦島太郎な人;サボテンの心境 ほか)

著者等紹介

山口仲美[ヤマグチナカミ]
1943年静岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部国語国文学科卒。東京大学大学院修士課程修了。文学博士。現在、埼玉大学教養学部教授。古典文学の文体、擬音語・擬態語の歴史、暮らしの中の言語表現の研究などに従事。2004年、NHK教育テレビ「日本語なるほど塾」に出演。第三回日本古典文学会賞、第十二回金田一京助博士記念賞受賞
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感想・レビュー

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ユウティ

2
とっても面白かった!古典を学習する外国人てとても興味深い。はじめは言語に関する側面が強くて、後半は一人ひとりの中国人や、生の中国生活なんかの文化面が強い気がした。中国人の素晴らしいところ、日本とは相容れないところ。せっかく中国語勉強するんだから、こういうのも沢山読みたい。ただし中国に住みたくなるかどうかは別の問題(笑)あ、朧月夜の『匂い』ってわたしは夜のにおいだと思っていた。しかも気配じゃなくて、物理的なにおい。ありますよね。ゆったりと夜がおりてくる様子を感じてました。2015/06/26

西葛

0
やまぐちさん曰く、中国人とくれば思ったことを主張しないと気が済まない。自説を押し通す、頑迷牢固な性格傾向にあるが他方でこちらも自説を展開し、自身のだけど誤りを認めればすんなりと折れてくれることもある。私もあなたも言いたいことを言うべき、が中国コミュニケーションの基本にあると言う。2020/05/29

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