内容説明
ジャーナリスト出身の東大工学部教授が日本の産学連携の問題点を鋭くえぐる。
目次
産業・経済にとって研究開発とは何か
知とアントルプルヌールシップの新結合
中央研究所とリニア・モデルの時代
ITが「中央研究所の時代の終焉」を準備
タテからヨコへ―ネットワーク時代の産業構造
なぜ産学連携か
日本における産業技術開発体制と産学連携の推移
日本の産学連携―期待と現状の落差を超えて
科学優位主義とリニア・モデル
米国における産学連携の推移
トランジスタと半導体レーザーの場合
ネットワーク外部性と「この指とまれ」モデル
売家と唐様で書く三代目
大学人が発明した特許の帰属
イノベーション・システムにおける「官」の役割
著者等紹介
西村吉雄[ニシムラヨシオ]
1965年東京工業大学電子工学科卒。1967年~68年仏モンペリエ大学固体電子工学研究センター留学。1971年東京工業大学大学院博士課程修了、工学博士。この間、マイクロ波半導体デバイスや半導体レーザーの研究に従事。1971年日経マグロウヒル社(現在の日経BP社)入社。1979年~1990年『日経エレクトロニクス』編集長。その後、日経BP社の発行人、調査・開発局長、編集委員を歴任。この間、いくつかの大学の客員教授や非常勤講師、政府関連の委員会委員などもつとめる。2002年より東京大学教授(所属は大学院工学系研究科電気工学専攻)。米国電気電子技術者協会(IEEE)、日仏工業技術会、日本外国特派員協会、日本モーツァルト協会、等の会員
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