新薬創製―日本発の革新的医薬品の源泉を探る

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新薬創製―日本発の革新的医薬品の源泉を探る

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  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822200251
  • NDC分類 499.1
  • Cコード C3047

出版社内容情報

日本の製薬企業が生み出した12の画期的新薬に焦点をあて、当事者へのインタビューなどを基に、その研究開発の過程を分析。

オプジーボ、アクテムラ、ブロプレス、…
日本で生まれた、12の画期的新薬
その開発の過程を当事者へのインタビューを基に徹底分析

医薬品の研究開発の成功確率は3万分の1とも言われている。本書では、日本の製薬企業が生み出した12の画期的新薬に焦点をあて、当事者へのインタビューなどを基に、その研究開発の過程を分析している。

本書で取り上げているのは、いずれもそれまでの治療の在り方を一変させるようなインパクトを与え、しかも開発企業の屋台骨を支えるベストセラーに成長した12製品である。

この日本発の革新的なブロックバスター医薬品の各事例には、創薬過程にユニークな特徴がある。その過程を統一的視点で調査・横断分析をした結果、基礎研究の重要性、知的財産制度が果たす役割、産学連携の在り方など、多くの示唆を与えてくれるポイントが見出せる。

イノベーションと産業組織を研究対象としてきた東京経済大学の長岡貞男教授を中心に、研究者や製薬企業出身者らからなる10人のグループが本書を執筆した。

【目次】
第1章 コンパクチン
     …「コレステロールのペニシリン」スタチンの発見
第2章 メバロチン
     …代謝物から創出され、世界的ブロックバスターとなったスタチン
第3章 クレストール
     …独自の化学合成技術と国際ライセンスの組み合わせによるスーパースタチン
第4章 リュープリン/リュープロン
     …新作用機序とDDSにより、革新を起こした前立腺がん治療薬
第5章 タリビッド/クラビット
     …内外の知識の組み合わせと光学分割により生まれたベストインクラス抗菌剤
第6章 ハルナール
     …前立腺肥大の治療法を一変させた画期的新薬
第7章 オノン
     …アラキドン酸カスケードへの集中投資によって実現した喘息治療薬
第8章 プログラフ
     …免疫抑制剤のグローバルスタンダード
第9章 アクトス
     …糖尿病の治療法を一変させた薬
第10章 アリセプト
     …ヤミ研究から生まれた、世界初のアルツハイマー病治療薬
第11章 ブロプレス
     …開発中止を乗り越え、新作用機序を実現した高血圧治療薬
第12章 アクテムラ
     …関節リウマチ治療を革新した、日本企業による初の抗体医薬
第13章 オプジーボ
     …癌治療の新しいカテゴリーを開いた、サイエンスベースの抗体医薬
第14章 事例横断的な分析と示唆

まえがき

序章

第1章
「コンパクチン」
「コレステロールのペニシリン」スタチンの発見

第2章
「メバロチン」
代謝物から創出され世界的ブロックバスターとなったスタチン

第3章
「クレストール」
独自の化学合成技術と国際ライセンスの組み合わせによるスーパースタチン

第4章
「リュープリン/リュープロン」
新作用機序とDDSにより革新を起こした前立腺がん治療薬

第5章
「タリビッド/クラビット」
内外の知識の組み合わせと光学分割により生まれたベストインクラス抗菌剤

第6章
「ハルナール」
前立腺肥大の治療法を一変させた画期的新薬

第7章
「オノン」
アラキドン酸カスケードへの集中投資によって実現した喘息治療薬

第8章
「プログラフ」
免疫抑制剤のグローバルスタンダード

第9章
「アクトス」
糖尿病の治療法を一変させた薬

第10章
「アリセプト」
ヤミ研究から生まれた世界初のアルツハイマー病治療薬

第11章
「ブロプレス」
開発中止を乗り越え新作用機序を実現した高血圧治療薬

第12章
「アクテムラ」
関節リウマチ治療を革新した日本企業による初の抗体医薬

第13章
「オブジーボ」
癌治療の新しいカテゴリーを開いたサイエンスベースの抗体医薬

第14章
事例横断的な分析と示唆

著者略歴

内容説明

日本で生まれた12の画期的新薬。その開発の過程を当事者へのインタビューを基に徹底分析。

目次

「コンパクチン」「コレステロールのペニシリン」スタチンの発見
「メバロチン」代謝物から創出され世界的ブロックバスターとなったスタチン
「クレストール」独自の化学合成技術と国際ライセンスの組み合わせによるスーパースタチン
「リュープリン/リュープロン」新作用機序とDDSにより革新を起こした前立腺がん治療薬
「タリビッド/クラビット」内外の知識の組み合わせと光学分割により生まれたベストインクラス抗菌剤
「ハルナール」前立腺肥大の治療法を一変させた画期的新薬
「オノン」アラキドン酸カスケードへの集中投資によって実現した喘息治療薬
「プログラフ」免疫抑制剤のグローバルスタンダード
「アクトス」糖尿病の治療法を一変させた薬
「アリセプト」ヤミ研究から生まれた世界初のアルツハイマー病治療薬
「ブロプレス」―開発中止を乗り越え新作用機序を実現した高血圧治療薬
「アクテラム」―関節リウマチ治療を革新した日本企業による初の抗体医療
「オプジーホ」―癌治療の新しいカテゴリーを開いたサイエンスペースの抗体医療

著者等紹介

長岡貞男[ナガオカサダオ]
経済学博士(マサチューセッツ工科大学)。東京大学工学部卒業後、通商産業省、成蹊大学教授。この間、世界銀行およびOECDで勤務。一橋大学イノベーション研究センター教授を経て現東京経済大学経済学部教授および経済産業研究所プログラム・ディレクター。また、科学技術政策研究所客員研究官および特許庁知的財産経済アドバイザー。専門はイノベーションと産業組織の経済分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

19
連休ということで再読。総括は序章と14章。1章から、コンパクチン、メバロチン、クレストール、リュープロン、リュープリン、タリビッド、クラビット、ハルナール、オノン、プログラフ、アクトス、アリセプト、ブロプレス、アクテムラ、オプジーボ。日本語でまとめられた日本製品のイノベーションの本だということ。2018/09/15

Hirotaka Nishimiya

0
日本発ブロックバスターがどのようにして出来たか、12個について記述的に詳述している。 これだけの量の薬剤の成り立ちを横断的に、作用機序などの化学的背景含めて説明しているので資料としては貴重では。一方で本書の意図である経営学的示唆は凡庸なものにとどまり意外性のない結論。2017/04/26

zoe

0
もう一度、こんな時代が、来ておくれ。2016/10/18

Hiroo Shimoda

0
ブロックバスターの共通点を探求した本。テーマの割に非理系でも分かりやすい。アクテムラとオプジーボだけでも価値がある。尤も、何らかビジネスに役立てばと思って読んだがアイデアはさっぱり湧かず。2016/05/24

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