感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノト
1
浅田作品は、映画・演劇・TVドラマ・漫画の各メディアに多数展開している。それだけエンターテイメントとして純粋にストーリーが面白く、キャラクターが立っていて、容易に視覚化できる力があるということだろう。小説が他のメディアになった時、その出来の悪さに愕然とすることは少なくないが、浅田作品では割とハズレがない。創作者が浅田をリスペクトし、原作の肌合いをいかに自分の手で再現するかの真剣勝負を感じる。このアンソロジーは、特に好きな漫画家が参加していたわけでもなく、期待せずに読んだ。…泣けた…。秀逸！だったわけじゃな2010/10/14
千木良
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わたしね 幸せって 寂しくないこと だと思うの（獬―Xie―） ∥ 浅田次郎でミステリー??と思ったら、やはりというべきかファンタジー色の強い人情噺でした。橋本多佳子さん作画「月のしずく」、安武わたるさん作画「見知らぬ妻へ」「ふくちゃんのジャック・ナイフ」、篠崎佳久子さん作画「獬―Xie―」「うらぼんえ」、わたなべまさこさん作画「うたかた」、つじいもとこさん作画「金の鎖」、ＪＥＴさん作画「花や今宵」の８篇を収録2017/07/16
