内容説明
複雑化した病院経営の実態を調査するために作られたKIS(国立医療査察機関)。その一員である貴崎邦良が調査のために潜入したのは、離島にある有料老人ホームと病院とが併設された小湊病院。そこに入院する患者たちは、喜々として治療を拒否して死んでいくという異常な状態が続いていた。そこに存在していたのは病院長の狂気の妄想だった。貴崎と悪魔の医師との対決の幕があがる。
著者等紹介
米山公啓[ヨネヤマキミヒロ]
1952年山梨県生まれ。聖マリアンナ医科大学卒業。同大学第二内科助教授を経て作家に転身。医学博士。専門は神経内科。東京都あきる野市の米山医院等で医師としての仕事を続けつつ、作家活動を行う。医療ミステリー、エッセイ、医学実用書など著作は多数。テレビ・ラジオなどの出演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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