内容説明
片頬だけが赤く染まる「ハーレクイン症候群」。勾坂の運営するネット上の医療相談『電脳メディカル・クリニック』に、稀な症例の相談が寄せられた。その相談は10億円にも上る銀行員の横領事件へと繋がっていく。それは自身の欲望のためには手段を選ばない「狂気を放つ医者」が、勾坂に対して送りつけた挑戦状だった。最新医療技術である「組織染色」が狂気を暴く。最新医療を駆使するドクター探偵・勾坂シリーズ第三弾。
著者等紹介
米山公啓[ヨネヤマキミヒロ]
1952年山梨県生まれ。聖マリアンナ医科大学卒業。同大学第二内科助教授を経て作家に転身。医学博士。専門は神経内科。東京都あきる野市の米山医院等で医師としての仕事を続けつつ、作家活動を行う。医療ミステリー、エッセイ、医学実用書など著作は多数。テレビ・ラジオなどの出演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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