内容説明
卑劣な病院の事実を暴けるのは「ロックド・イン症候群」の患者だけ!?植物人間の患者には証言することができるのか?最新の電子機器を駆使して若きドクター・勾坂俊介(こうさかしゅんすけ)が真実に迫る。エッセイ、医学実用書と多数の著作を出してきた医学博士・米山公啓。その医療小説デビュー作の改訂版、期待値大で復刊。
著者等紹介
米山公啓[ヨネヤマキミヒロ]
1952年山梨県生まれ、聖マリアンナ医科大学卒業。同大学第二内科助教授を経て作家に転身。医学博士。専門は神経内科。東京都あきる野市の米山医院等で医師としての仕事を続けつつ、作家活動を行う。医療ミステリー、エッセイ、医学実用書など著作は多数。テレビ・ラジオなどの出演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fukafkacraft
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とてつもなく登録数の少ない本……。著者は現役医師だし、物語のテーマはとても良いと思う。しかし、無駄な人物紹介に長々と頁を割き、それが全て説明文なので物語の流れを幾度も阻害される。やはりプロ作家ではないなと。文章自体は読みやすいのに、句読点の位置が変なので判りづらい部分も多い。2017/02/08
まりりんりん
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ジャケットのイラスト、好き嫌いかなり強く出そう。わたしはあまり好きではないです。ストーリーはけっこう面白いのに、残念。ロックド・イン症候群、意識はあるのにそれを表出出来ない状態。通常、眼球は動かせることが多いが、それすらも出来ないかなり稀な症例を診ることになってしまったこう坂医師。2012/01/09
ビビアン
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米山先生の最初の小説とか。私は脳死からの臓器移植ってなんとなく疑問を持ってる状態なの。脳死って本当に意識もなく死んじゃってるのかしらと思うわけ。この小説の植物人間状態の人は脳ではちゃんと働いているのに、伝えられないだけなんだよ。2010/12/06